歌詞

バス停待ちの学生たちの声で

目を覚ます 平日の朝 太陽は逃げ隠れ

待ちわびた脳の覚醒 はじまる消去作成

カーテン開けても変わらぬ暗さ

噂話に夢中な鳥たち 広げた翼

すかさず 手を伸ばすが

雨に支配された街で

心囚われ 道は閉ざされ

磨りガラス越しの真実

呑まない友と置かれた瓶ビール

信じるのは確かな記憶と

奪えぬものを伝える音

忘れぬことこそ…

ため息 かき消す 自然のBGM

ザーザー 降り続ける雨

まだ冷めない熱の花

ザーザー降り続ける雨

灰色に染まる部屋

出来てゆく油絵の街を

眺めてた貴方の背中を

サボテンの影に重ねて

地面を濡らした点と点

雨のち雨 始まる延長戦

頭の隅 残留物を反芻し

音に乗せ 繰り出す ワン・ツー

安住の地から眺める観衆

缶ジュース 片手にバカンス

窓ガラスの水滴 魅せるダンス

地に落ちる前のone chance

湿地帯で足取られても

近未来はいい時代 言えること信じたい

経験積み重ね 鍛えてゆく 心技体

悪天候でも我慢強く耐え

最後 燃え尽きた後の答え

雨漏りに肩落とし 傘閉じ

全身に浴びる 線と線

ザーザー降り続ける雨

踊るように傘の花

ザーザー降り続ける雨

もう二度と戻れない夢

破れてく二人の未来図を

見せてくれた あなたの瞳を

優しい人に留めて

今からでも遅くはないだろう

さぁ 手を繋いで

空から打ちこまれる散弾銃

尽きない無数の水の弾丸数

雨のリズム 軒下の雫

駆け抜けた足が行く先を記す

濡れて張り付いた衣服

祈り込め 施す 晴れの刺繍

イヤホンから流れてくる

こんな曲聴いて 今日も一人 雨宿り

ザーザー降り続ける雨

まだ冷めない熱の花

ザーザー降り続ける雨

灰色に染まる部屋

出来てゆく油絵の街を

眺めてた貴方の背中を

サボテンの影に重ねて

雨粒 遊んで できた波紋

運んできた空が手渡したバトン

効果音 あふれる街を動かし

鳴り響く操作音

抱いた期待に足を踏み出し

雲の隙間 射し込む光

優しく吹く 風の知らせ

耳元 囁く「雨のち晴れ」