灯火のジャケット写真

歌詞

介護職の日常

FJひねくれもん

笑顔は素敵やけど言うことが

毒舌な認知症のおばあちゃん

ある日 パートの職員さんが

ハンドクリームのついた手を

おばあちゃんの鼻に持っていき

「これいい匂いなんですよー」

と話しかけた

そしたら そのおばあちゃん

その人の顔を見て 満面の笑みで一言

「くっさいなー」

忙しく動き回る 俺を目で追いかけ

同情してるように見せかけて

「ぶっさいくな顔して」と

ぼそっと言ってるのも

こらっ、ちゃんと聞こえてんで

でも 毒舌言ってる時の顔が

めっちゃいきいきしてて

それが逆に面白くて

俺はその人のことがすごく好きやった

高齢者との想い出を歌にし

日々に繋げてく応援歌

いつだって忙しない現場

抱えてる命 この両手には

自分のペースは通せんさ

同じ対応なら苦労せんわ

一人一人と向き合う

そんな毎日は大冒険や

高齢者との想い出を歌にし

日々に繋げてく応援歌

いつだって忙しない現場

抱えてる命 この両手には

え、なに、また歯取れた?

なら ポリグリップで歯止めな

いつ なに 起こるか分からん仕事

やっぱり 大冒険や

職人気質の男性入居者さん

毎日イライラしてる様子

「ご飯ですよ」の呼びかけにも

「分かってる!」と

強い口調で返事をされる

それでも 少しずつ会話を

重ねるうちに 築けた信頼関係

気づけば「ふじくん」なんて

あだ名で呼んでくれるようにまでなった

家族さんとの関係も

うまくいってなかったから

孫のように思って

くれてたんかもしれない

少しのことでも

相談してくれるようになって

あの時は嬉しかった

「長生きしてよかったことは

あんたに出会えたことやな」

あなたからのその言葉

それ聞けて 俺も生きてて良かったよ

高齢者との想い出を歌にし

日々に繋げてく応援歌

いつだって忙しない現場

抱えてる命 この両手には

自分のペースは通せんさ

同じ対応なら苦労せんわ

一人一人と向き合う

そんな毎日は大冒険や

高齢者との想い出を歌にし

日々に繋げてく応援歌

いつだって忙しない現場

抱えてる命 この両手には

え、なに、また歯取れた?

なら ポリグリップで歯止めな

いつ なに 起こるか分からん仕事

やっぱり 大冒険や

同じこと? 何度でも聞いてください

その都度答えますよ

徘徊したり 不穏になったり

問題行動なんて呼ばれることもあるけど

それもその人らにとっての

自己表現なんやと思う

そう思ったら 表現の仕方が違うだけで

俺らとなんら変わらんやろ?

昔 大阪で働いてたという

気のいい 男性入居者さん

俺が大阪出身なのを知って

嬉しそうに その頃の話をしてくれた

亡くなる前に一秒でも

想い出してくれましたか?

来世は仕事上の関係なんてなしで

大阪で呑み明かしましょう

高齢者との想い出を歌にし

日々に繋げてく応援歌

いつだって忙しない現場

抱えてる命 この両手には

自分のペースは通せんさ

同じ対応なら苦労せんわ

一人一人と向き合う

そんな毎日は大冒険や

高齢者との想い出を歌にし

日々に繋げてく応援歌

いつだって忙しない現場

抱えてる命 この両手には

え、なに、また歯取れた?

なら ポリグリップで歯止めな

いつ なに 起こるか分からん仕事

やっぱり 大冒険や

  • 作詞

    FJひねくれもん

  • 作曲

    P.J INLAND

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