tomoshibi Front Cover

Lyric

tomoshibi

FJHinekuremon

この歌詞を書き終えた頃には

きっと何かが変わっているはずだからと

ノートを開いて文字が埋まるたび

信じ続けた自分の曲の価値

大人になればなるほど

好きなことだけに

夢中になることの難しさを感じ

口では大きなこと言っても

現実の結果にその身は小さくなり

誰も喜でいない音楽活動

それでも曲出すの?

泣きながら洗う マイクヘッド

流したのは唾と届かぬ歌

塞ぎ込み でも 辛い時こそ

マイク掴み取り 歌い込み

何回目かの「もう無理だ」の夜

一人耐え 通りすぎた

忘れられた裏路地に積まれた

誰かの夢の不法投棄

一心不乱に信じる負担

でも これが俺の生きる手段

「趣味だから」の言葉の裏

誤魔化し効かない悔し涙

全てを吐き出し 書いた歌詞

生み出したんなら 歌って育てろ

「今日こそは」と意気込み 挑み

また 何度目のうつむいて帰る夜

話すことが苦手な人間が

一人ステージに立って 一体何を語る?

入り組んだ闇の隙間に沈んだ時

はじめて本当の自分を知るんだ

触れることのできない領域

続けることの正解を問う日々

倒れた方が楽かもしれないけど

また 相変わらずこの足が踏ん張るから

簡単に消えはしねえよ

ラップに割いた時間が燃やした火は

少しの時間を見つけては

自由帳に文字を書き続ける持久走

一人きりの創造や構想は

いずれ 誰かと繋がる曲となる

忘れられた裏路地に積まれた

誰かの夢の不法投棄

一心不乱に信じる負担

でも これが俺の生きる手段

「趣味だから」の言葉の裏

誤魔化し効かない悔し涙

全てを吐き出し 書いた歌詞

生み出したんなら 歌って育てろ

無理して強がり

大丈夫じゃない時ほど

「大丈夫」を口にしてしまうけどさ

弱さ隠したってやるしかねえ

殴り雨の中 探り当て

荒んだ視界じゃ 不安は二倍

どんな気持ちも 無駄にはしない

応用力ないし 要領よくもできないけど

歌詞書く 想像力だけはあるから

不確かな暮らしから見つけた

これが唯一の命の繋ぎ方

生き方ひとつ 工夫次第

そう思えた瞬間に映る未来

遠回りの方が得られるものは多いから

どれだけ遅くなってもいいんだ

俺のなかにはたくさんいるんだ

歌詞になることを待っている言葉が

忘れられた裏路地に積まれた

誰かの夢の不法投棄

一心不乱に信じる負担

でも これが俺の生きる手段

「趣味だから」の言葉の裏

誤魔化し効かない悔し涙

全てを吐き出し書いた歌詞

生み出したんなら 歌って育てろ

何やったってうまくいかないし

苦手なことばかり

でも 何もできないからこそやるわけで

いつしか挑戦するということが

できるようになった自分がいる

正しさなんて場所で変わるものだから

少しは自分を信じてみる

全てを吐き出し 書いた歌詞

生み出したからには歌って育てる

  • Lyricist

    FJHinekuremon

  • Composer

    Kombow

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