Lyric

毛先が頬に触れてる

水面でスカートが揺れてる

まだ夢の中 風が吹いて

二人照れながら目を開ければ

あなたはいるの

ぼやけた目こすって

冷めたコーヒーをすすってる

靴を履いて路地を出る

それだけなのにまだ部屋着で歌を聴いてる

フェンス越しに重ねる

あの海は錆びた色になる

まだ夢の中？

春を背に急行は息を上げながら走り出す

絡まった日々は海の中で

泡になって夜空に消えてくの

立ち止まった私は春の淵で一人で

あなたがいるのなら

どこでだってきっと大丈夫ね

待って、遠くへ行かないで

もう一度だけ私の頬にキスして

立ち止まった私はあなたみたいに

いつかの独り言をなぞるの

「二人で帰ろう」春の夢から覚めて

あなたがいるのなら

どこでだってきっと大丈夫ね

待って、もう一度笑って

手を繋いで二人であの海を見て

あなたがいなくても

春がもう一度終わる頃

ねえ、またいつか会えたら

波の音で 優しい風で 目を開ければ

私の頬にキスして