Lyric

目に映るのは　鮮やかな日々　望んで只一人彷徨う

外の景色は見えずとも今は　欠けることはない

七十五日とは言えども　人の噂はあまりに響く

あの日閉ざした世界の姿　変わることはない

風に記されてる旅人　まどろみ醒ます空模様

桜よ桜　明日も貴方は　咲き誇るの

この世をば どりゃおいとまに せん香と ともに 灰左様なら

黒くあがる　盃の音　東雲に架かる日輪よ

長日月巡る　太平の海に　錨差し込む金甌

幽玄の舞　拍子木の音　終り告ぐ安寧の日々

定まりし天運回せよ八洲　鎖国開国流転盤

異邦の民は相も変わらず　嘘か真かわからぬ笑顔

ならば仮面に隠した素顔　見せるわけがない

三日会わずばとは言えども　空うつろいあまりに早く

あの日退廃した世界事消したはずなのに

継ぎ接ぎだらけの舞踏会　手を取り影踏み合う

鏡よ鏡　憧れてる私は誰

半生の行路　苦辛の身　幾度春迎え　還春を送る

白鳥は　かなしからずや　空も海のあを　染まずただよふ

東の国 開花の音 宵闇を照らす日輪よ

七海を駆ける遊戯盤の上　金に成りゆく傀儡

円舞曲　洋琴の音　終わらない　剣呑の日々

定まりし天運回せよ八洲　鎖国開国流転盤

黒き月の　光浴びて　天涯花が開きゆく

長日月巡る　太平の海に　満ちることなき欲望を

絡繰の舞　断罪の音　終り告ぐ　孤独の日々

塗りつぶされたアイデンティティ　鎖国開国ルーレット