山高帽子から飛び出すインキュバス
満月の下で足跡が滴る
嗅ぎつけた香りに跪く奴は
仮初めの事象で全て失う
悲しい恋の瘡蓋を剥がしに来た
傷口には偽物の花を
軽はずみな言動に騙されるでも
試されるでもなく気付いてもいない
ただ そこにあるのが他でもない幸せという
優しい人ならばどこにでもいると
他人事のように突き放せば
受話器から降り注いだ罵声の雨
浴びて明日も綺麗になれる
風穴だらけのメイルを纏って
魔女狩りのように炎にまかれて
ただ そこにあるのが他でもない幸せという
花びらよりも美しい そのアティチュード
伸びた根先 鋭く深い
錆びこぼれたナイフでカーテンを裂いて
朝日のような月の光を抱けば
ただ そこにあるのが他でもない幸せという
- 作詞
桶田知道
- 作曲
桶田知道
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- ⚫︎
philia
桶田知道
- 2
陸の孤島
桶田知道
- 3
誰も知らない
桶田知道
- 4
モーニング
桶田知道
- 5
鉄の森のパッセージ
桶田知道
- 6
チャンネルNo.1
桶田知道
- 7
お砂糖を少し
桶田知道
- 8
有給九夏
桶田知道
- 9
歳晩
桶田知道
CD版発売日:2017年6月14日
「陸の孤島の電子歌謡」と銘打った本作は、桶田自身の80〜90年代におけるフェイバリットを包括したサウンドとなっている。かつワンマンプロジェクトらしく、作詞作曲はもちろん、編曲・録音、更にはジャケットデザインまでも自宅で製作したという徹底したワンマン(≠孤軍奮闘)っぷりには、ほんのちょっぴり切なさも感じる。全9曲、うち6曲のヴォーカリストとしていえもとめぐみ(ウワノソラ)が参加。
アーティスト情報
桶田知道
桶田知道(おけた・ともみち) 1991年4月27日生 奈良県出身・在住 音楽家 2012年、大学在学中にバンド「ウワノソラ」結成に参加。 活動の傍ら、2017年6月に自身ソロ名義で1stアルバム【丁酉目録】をリリース。 同年8月よりソロ活動へ転身、自主レーベル「考槃堂」を設立。 2018年5月に2ndアルバム【秉燭譚】をリリース。 2019年12月【NOTO】プロデュース・リリース。
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kouhando-JPN