歌詞

尺取り虫のように

布団の中で身体を屈伸して

目覚ましの音にも返事をしない

朝はやってきたのに

えへん虫がいるような

喉の違和感は春の訪れか

花の求愛かな アレルギーかな

涙が止まらない

枕は二つあるのに

寝息は一つ

見る夢もあれからは一つ

毎回同じ夢を見てる

君の夢

いつからか忘れていた

大切なものの大切さを

そして、誰かもが失ってから

その尊さに気付くんだろう

それじゃもう遅いのに。

疳の虫が騒ぐよ

特に夜になると鳴きだし止まない

君がいなくなってからもうずっとなんだ

うるさくて眠れない

お邪魔虫がやってくる

空気も読まずに無神経な言葉吐き

ってなんだ昔の自分か これはまた

君の夢の中

コップは二つあるのに

歯ブラシは一つ

痛むとこも未だに一つ

今日も同じとこが痛む

左胸

いつからか覚えていた

嘘や永遠の本当の意味

そして、誰もが大人になり

その虚しさを嘆くんだろう

それじゃただ切ないのに。

人は手に入れたものよりも

無くしたものの方が覚えてて

初めての給料がいくらかなんて

覚えてないけど

たった一度お財布を無くしたそのことは

覚えてるんだ

それでも数えてみよう

今一度振り返ってみよう

君との全てのことを

そしてこれを最後にしよう

いつからか忘れていた

大切なものの大切さを

そして、誰かもが失ってから

その尊さに気付くんだろう

それじゃもう遅いのに

今じゃもう遅いのに

思い出す。