Lyric

流れてく

君に関する情報が

青く映る脈を伝って

今日の僕は昨日の僕より

なんだか脈が早いな

溜まってく

君の発する感情が

握られかけた僕の器に

今日の僕は昨日の僕より

遥かに満ち足りてる

せせらいでいた浪の音は

知らぬ間にざわめき立っていて

せめぎ合っていた魚と水は

抗うことを諦めそうだ

何も　何も言わないでよ

せきとめておいたはずだろう

断てど断てど釣られてしまう

君のペースに

涸れそうなほど渇いた僕を潤していく

もう何も　何も注がないで

溢れてしまうよ

滲んでく

たった一滴の雫が

目の前に広がる景色一面に

今日の君は昨日の君より

少しだけ綺麗かもな

いっそ　いっそ探してみるよ

君の奥底に潜む嘘を

ありもしないと分かっているけど

エゴにしがみついて

厭う意志ごと渇いた僕を潤していく

もう何も　何も注がないで

惨めになってくるよ

築いてきた一辺倒な堤防が

決壊していっているみたいだ

せめぎ合っていた魚と水は

ただ立ち尽くして

分からなくなって

考えることすら

諦めそうだ

何もかもを教えてくれよ

自棄になっているわけじゃない

その声を浴び続けたい

意地が流れるまで

焦がれそうなほど渇いた僕を潤していく

もう何も　何も絶やさないで

溢れてしまうまで

あれもこれも汲み取ろうなんて

思っちゃいないけど

身を任せても良い気がしてしまっている