Lyric
Hikarinoko
HINA, mi-chan
光の玉が舞い降りた、
それは激動の時代の、ある星でのこと。
生まれる前からの記憶
私のひかりが届いた瞬間
風と共に舞い降りた
あなたの中にキラキラと
何も持ち合わせてないよ
この世界の主人公さ
ひかりをまとい今ここに
たくさんの希望を胸に龍は空を舞った
だけどその希望を打ち消すように、黒い雨は降り続いた
どこかに光があるはずだ
そんな期待は簡単に
何度もなんども打ち砕かれた
龍はボロボロになった
もう飛べないほどに
だけど龍の目から
光が消えることはなかった
暗く重たい空でも
見上げることをやめなかった
この先へ
もっと先へ
ボロボロの体で
上へ上へと昇っていった
それがどこから来るものなのか
龍にはわからなかった
だけど
信じ続けた
この先に
必ず光の世界はあるはずと
それはどんなものにも打ち砕かれることのない
希望だった。
時代は時に残酷で
黒い塊のようだった
どろどろと軽い魂は
どこへいくの?何をするの?
迷いながら探してたんだ
暗闇の中を手探りで
わずかな光を憶いだし
そんな龍の前に新しい世界が広がった
何もかもが今までとは違っていた
龍は戸惑った
だけど両の目からは涙がとめどなく溢れた
震えが止まらなかった
体の内側から
何度も大きな波が打ちつけるように
龍は夜通しなき続けた
声をあげて
いままでのすべてを、肚の底から絞り出すように
そして東の空から太陽が登った
いつしか涙は枯れた
龍は
ぼんやりと前を見た
そこに
綿毛のような
ふわふわとした
やさしい光
龍は吸い寄せられるように
顔を近づけた
花の香りがした
かわいらしくて
やわらかくて
どこまでも優しい光
それは龍がずっと求めていたものだった
やっとみつけたわたしのひかり
暗闇の中にキラキラと
そうかわたしはひかりだった
ありがとう生きたわたし
ありがとうこの世のおわり
ありがとうきれいな海
ありがとう揺れる花
空は果てしなく晴れていた
心地のいい風が龍のカラダを労るように
過ぎていった
木々が揺れている
何か大切なことを伝えるように
龍は目を閉じた
心がじんわりと温かくなるのを感じた
太陽が龍の体を温めた
龍はしあわせだった
これまで生きたどんな瞬間よりも
幸せだった
愛することはゆるすこと
この世の全てのいのちを
いのちをかけてゆるします
わたしの愛で満たされた
かわいいわたしへ贈るうた
- Lyricist
mi-chan
- Composer
HINA
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