Lyric

うだる様な暑さの中で

緩やかに溶けていく僕の自我

犯している感情を

下らない思想に色をつけて

あたかも綺麗に見せました

人々はそれをこう呼ぶらしい

「教育」です

正しさに飢えた　凡庸な僕の　焦燥感を全部

消し去っておくれ　永久に

胃もたれする様な不幸の詰め合わせ

悲劇のヒロイン気取るプロトタイプ

あぁもう嫌なんだ

嫌なんだろ？分かるよ

どうせ社会の歯車一部止まり

そんな自分に嫌気がさした

なにもかも捨てられ無いまま

息をして喘ぐ僕らは

緩やかな死を待ってる

うだる様な暑さの中で

緩やかに溶かしてやるお前を

壊してやる感情ごと

くだらない思想に価値をつけて

「理想を語るな」と吐き捨てた

後悔が叫んでも数秒すら過去には進めない

曖昧にして逃げてしまう現状ごと

奪って連れ去って

もうダメなんだ　ダメなんだ

正しさに殺られ偽善はほくそ笑む

喜劇のヴィラン踊れ悪辣に

あぁもう嫌なんだ

嫌なんだよ　分かれよ

変わり者を演じ自我を保つ怯懦

こんな世界に愛想は尽きた

誰もかも愛をくれないから

くだらないと唾を吐いて

寂しさを偽っている

反芻する悲劇に縋れば少しは楽になる？

ただ逃げられない理想と現実に殺られてしまうんだ

胃もたれする様な不幸の詰め合わせ

悲劇のヒロイン気取るプロトタイプ

あぁもう嫌なんだ

嫌なんだろ？分かるよ

どんな不条理に襲われたとしても

自ら命を絶つ行為には

押し付けがましい愛が湧いている

皮肉にも僕を生かすのは

緩やかな洗脳で