Pages of Summer Front Cover

Lyric

Pages of Summer

Radi O Lady

開け放した窓の向こう

遠くで自転車が走ってく

溶けかけの氷を眺めながら

書いては消してを繰り返す

雲の形が変わるより

気持ちはずっと不器用で

ほんとは簡単な一言ほど

なぜだか上手く書けなくなる

だから今日も

真っ白な余白に向かって

あなたに似合う言葉を

ひとつずつ探している

私は言葉で

あなたに会いに行きたい

蝉の声に負けないくらい

何度だって綴ってみたい

嬉しかった日の青も

悔しかった日の赤も

全部まとめて歌にして

あなたのところまで

飛んでゆけ

急な雨が止んだあと

濡れた道路がきらめいて

いつもの町の輪郭まで

新しく生まれ変わっていた

きれいな文章じゃなくていい

正しい答えじゃなくていい

今ここにある感情だけは

嘘をつかずに残しておこう

誰にも見せず

捨てた言葉もあったけど

いつか誰かの胸に

ひとつ残ればそれでいい

私は言葉で

あなたを少し笑わせたい

落ち込んだ日の帰り道に

思い出してもらえるような

大げさな希望じゃなく

小さな「大丈夫」でいい

ほんの数分でもあなたが

昨日より軽くなれたなら

それでいい

夏が終わって

この景色を忘れても

あの日書いた一行だけ

誰かの中で残るなら

それはきっと

消えないものになる

私は言葉を

あなたへ渡していきたい

青空の日も

土砂降りの日も

何もしたくない日にも

誰かを救えるなんて

そんなことは言えないけれど

ひとりで泣いてしまう日に

そばに置ける歌でありたい

この夏が過ぎたあと

あなたがふっと笑えるように

今日もまた

消しては書いて

たった一行を

あなたへ送る。

  • Lyricist

    Radi O Lady

  • Composer

    Radi O Lady

  • Producer

    Radi O Lady

  • Other Instruments

    Radi O Lady

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