

小さなメモに
あの夜の声
インクの青が
まだあたたかい
受話器にそっと
頬を寄せて
見えない金網(フェンス)に
指がふれる
声が聞きたい
それだけなのに
最後のひとつ
夜より遠い
英語の歌が
遠のく部屋
あの日の声が
耳に残る
もしもし だけが
唇のなか
その先はまだ
白いままで
声が聞きたい
それだけなのに
最後のひとつ
夜より遠い
指先を離す
夜がひらく
呼び出す音へ
息をひとつ
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“声に逢いたい”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
声に逢いたい
Akemi
「声に逢いたい」は、ようやく手に入れた電話番号を前に、用のない電話をかけるかどうかで揺れる夜を描いたミディアムテンポのシティポップ。
小さなメモに書き写された数字、まだ青いインク、頬を寄せた受話器、遠のいていく英語の歌、そして回しきれない最後のひとつ――声を聞きたいというだけの願いが、指先ほどの距離を夜より遠いものに変えていく。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、口実を持たないまま、それでも呼ばれるのを待つ側にとどまらず、自分の指で最後の数字を回すことを選ぶ大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の夜、電話、部屋に流れる音楽、指先に残る距離感を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
見えない金網に触れるような一瞬を越えて、最後のひとつが静かに戻っていく。
言葉はまだ白いままなのに、呼び出し音へ息をひとつ預ける――そんな、声に近づくための小さな決心を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
Akemiの他のリリース
nanayon music



