

朝の支度に ひとつ増えた用事
まずは窓から いつもの場所を見る
まだいないかと 時計を見れば
お前の予定も知らずに気が急く
姿が見えたら こっちが小走り
そんなおいらを 警戒の眼差し
飯を持って来た それだけなのに
一歩近づきゃ 今日もシャーの挨拶
はいはいわかった そこまでにする
皿を置いたら 少し遠くにいる
おいらの動きを 確かめながら
ようやく食べ出す その顔を見てる
そんなに急いで食わなくたって
誰も取らねえよ 全部お前のだ
空いた皿だけ 残して帰る
また晩にな 聞いちゃいないか
朝になったら おいでよ
晩になったら おいでよ
シャーのひとつも 聞かせてくれよ
今日も会えたと ほっとするから
触れない距離の 向こうで
お前は何を 思ってる
名前を呼ぶには まだ早いかな
おいらはとっくに 待ってるんだよ
夕方になると そわそわしだす
物音ひとつで 顔を上げてしまう
飯の時間に うるさいのは
どうやらお前より こっちのほうだ
どこを歩いて ここまで来たんだ
昼間はどこで 眠っていたんだ
聞きたいことなら 山ほどあるが
目が合うだけでも まだ身構えるな
昨日は少し 近かったのに
今日はきっちり 振り出しに戻り
差し出しかけた手 ポケットにしまう
仲良くなるにも 予定は組めない
食ったら帰る それでもいいさ
……もうちょいいろとは 思ってるけどな
背中が見えなくなるまで見送る
おいらの晩飯 また少し遅れる
朝になったら おいでよ
晩になったら おいでよ
懐かなくても 腹は減るだろ
お前の分なら 用意しとくよ
帰っていくのを 見ていたら
次の約束が 欲しくなる
明日もここでと 言ったところで
尻尾の先まで 行ってしまった
ずっとここに いられるかなんて
おいらにもまだ わからないんだ
お前はそんなこと 知るはずもなく
明日もこの場所へ 来るんだろうな
皿のない朝を 思い浮かべて
それが嫌だと はっきり思った
いつかここから 離れるのなら
お前も一緒に 連れていきたい
勝手な話だ わかっているよ
お前にゃお前の 暮らしがあるだろ
ここまで来るのも 飯のためだろ
それでも会えれば 嬉しいんだよ
おいらを見つけて 足を止める
皿を持つ手を じっと見ている
そんな小さな 毎日のことが
いつしか先の 話になった
雨の夜にも 冷える朝にも
どこにいるかと 考えてしまう
屋根のあるとこで 眠ってほしい
寝顔を見られりゃ なお嬉しい
触れたい 撫でたい そりゃ思うよ
でもまず今日も 食べていってよ
焦って縮めりゃ 逃げる距離なら
お前の歩幅で こっちへおいで
少しずつでも 覚えてくれよ
皿を置く手も この声のことも
いつか荷物を まとめる日には
お前の居場所も 用意したいんだ
お前の明日に、
おいらもいたい。
朝になったら おいでよ
晩になったら おいでよ
今日も元気に シャーと言うから
笑ってご飯を 置いてしまうよ
いつかここを 離れる日
お前も一緒に 行けたなら
違う窓から 朝日が差して
同じお皿で 飯にしようよ
空いた皿を 洗って伏せる
明日の朝には また出すからな
今日も会えたな
また明日な
- 作詞者
KAZU
- 作曲者
KAZU, tomo
- プロデューサー
tomo
- レコーディングエンジニア
tomo
- ミキシングエンジニア
tomo
- マスタリングエンジニア
tomo
- グラフィックデザイン
tomo
- ギター
KNOX
- ベースギター
KNOX
- ドラム
KNOX
- キーボード
KNOX
- シンセサイザー
KNOX
- ボーカル
KAZU
- ラップ
KAZU

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ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
お前の明日
KAZU
- 2
脳内会議
KAZU
- 3
だいたい Alright
KAZU
- 4
とりま、まだ途中
KAZU
- 5
空耳オーバードライブ
KAZU
- 6
口火
KAZU
- 7
それでも、愛してるんだ。
KAZU
- 8
最後に笑うのは俺だ
KAZU
- 9
沈黙の代償
KAZU
- 10
余白
KAZU
重い本音も、くだらない思いつきも、全部まとめて俺のやり方。
KAZUのアルバム『HOW I DO IT』は、ヒップホップを軸にロックやレゲエを横断する全10曲。鋭く言葉を刻むラップから、肩の力を抜いたグルーヴ、音の響きで遊ぶフロウまで、多彩な表情を詰め込んだ。
葛藤も、愛情も、笑いも、ひとつの型には収めない。TOMOとともに作り上げた、KAZU流の音と言葉を届ける一枚。
アーティスト情報
KAZU
言いたいことも、くだらないことも、ビートに乗せる。 Noise Knights Records所属のラップアーティスト、KAZU。 ヒップホップを軸に、ロックやレゲエを取り込み、言葉遊びと変幻自在のフロウで独自のサウンドを描く。日常の違和感、本音、葛藤、そして思わず笑ってしまうような思いつきまで、自由な視点で音楽に変えていく。 楽曲制作ではTOMOとタッグを組み、重厚なメッセージと肩の力が抜けたユーモアが共存する世界を展開。 「これが俺のやり方。」 その姿勢を、言葉と音で鳴らしていく。
KAZUの他のリリース
Noise Knights Records

