ボクらゴクラク調

記憶と現実の走馬灯のようなアンビバレントな日常を平成レトロなメロディに載せて、Rock, Funk,Soul,Discoなどを、つまみ食い的に調合した全4曲入りEP。
生鳴りのグルーヴとセンチメンタルな言葉遊びが混ざり合う、ちょっとした感情の断片集。

収録曲：
1. ボクらゴクラク調
浮遊感のある微Shoegazerで描く、現実と諦めの交差点。歪みきらず、でも真っ直ぐじゃない、微睡みの曲。
2. 僕の周りはマジだらけ
人力イタロ・ディスコをモチーフに、虚勢と本音が交錯するアップテンポナンバー。
自嘲と諦観、その隙間に芽生えるちいさな意地。
3. いえないこ
ポップス。メロウで淡いコード感の中に、言葉にできなかったことを詰め込んだシンプルな曲。
揺れる気持ちが心地よく引っかかる、そんな夜に。
4. 今日はまだ始まっちゃいない
オールドダンスナンバーやカントリーロックの風味を感じさせつつ、さざ波のような焦燥がじわじわ広がる一曲。

バンド「ゴクラク調」について
思い出のカケラと現実のあわいを、音楽でなぞる4人組バンド。
Rock,Funk,Soul,Disco,雑多な音楽への偏愛を背景にした、生バンドの人間味と歌の強さに、拭いきれない寂しさを滲ませながら活動中。
グルーヴの中に漂う日常のさざめき。
派手なメッセージはないけれど、ふとした拍で心を撫でるような、
そんな音と言葉がどこかに転がっているかもしれません。