歌詞

蛍光ピンクの廃棄物が

観光名所になる頃

案内係は全員

人工知能アンドロイド

増やしすぎた後に減らされた

人間に番号が付く頃

砂嵐の中で鳴っている

百年前の音声機能

進化にあぶれた

1人と1台

明日になれば錆びて死にそうな

ブリキでできた歌唄いの

言葉はいつも「幸せはなんだ？」

砂漠の街を眺めていた

蛍光ピンクの廃棄物で

お馴染みの工場が燃えた頃

戦争係は全員

人工知能アンドロイド

減らしすぎてしまった人類が

機械だけを殺す兵器を

空中から撒き散らす頃

お前もガラクタになるのか

壊れかけてるは

俺かお前か

明日になれば腕がもげそうな

ブリキでできた歌唄いの

言葉はいつも「幸せはなんだ？」

砂漠の街を眺めていた

そんな話もとうの昔だ

錆びたブリキが砂に埋もれて

静寂だけを奏でている

歌唄いだった粗大ゴミが

砂漠の街の片隅で今日も

幸せは何か探している

気がしてならない

お前が死んでも世界は辻褄合わせるだろう

答え合わせだ　幸せはなんだ？

錆びない魂どこへ行く

どこへ行くんだよ

幸せはなんだ

幸せはなんだ