

薄ら寒い雲を踏み 脳髄を騙していた
崩れてく紅色 ばかに冷たい頬骨
過ぎ去った夜に見てた
朧な月下に翳る その眼
濁って淀む 冷えたこの血の中
潜在的な鼓動 溶かしていた君がいたの
良かっただろうか
拭えない荊と土 憔悴を隠していた
幽霊のような自我には やけに冷たい世界で
バイナリと夜の 狭間の光
私の宿る波の音
嗚呼 この体が
命も使われるなら 生きてないから
在ることすらできないの 名前だけ暴走して
忘れられていく 偶像化した先も
きっと知っていた
- 作曲
衿
- 作詞
衿

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衿
一過性の流行として、アーティストの登竜門として、消費される「初音ミク」。失われるanimacy、すなわち有生性。「いる」どころか「ある」ことすらできなくなった、〈出来事〉に包摂された「わたし」。
でも、初めからいないけれど────きっと、生きてる。
アーティスト情報
衿
DJ, Producer contact:elliprod000@gmail.com
初音ミク