

書き殴った 日々の余白に
正体不明の 影が這い出す
錆びついた 高架橋の影で
僕らは ただの端役だった
誰にも見つからないように
かすれたインクを 絞り出している
昨日の残像が 喉を焼く
飲み込めない言葉が 檻のように積もる
仕組まれた 幕が上がる
シナリオ通りに 笑ってみせるけど
震える指先が 物語を拒んでいる
この夜を 書き換えるためのペンを探して
めくり忘れた 昨日のページ
汚れきった 指紋の跡
価値などないさ この命に
だけど君が 笑うシーンだけは
たとえ一文字も 綴れぬまま
夜が明けたとしても 後悔はしない
運命さえ 安物の 物語でいい
愛という 一文字を 叫び続けていたい
時代に 置き去りにされた
僕らの 砂の城が崩れても
このひとときだけは 誰にも奪えない
永遠をあざむく 閃光だ
埃をかぶった 栄光よりも
君と分け合った 痛みの方が
僕の身体を 確かに動かしている
まだ心臓が ページをめくっている
繰り返される 凡庸な悲劇の裏で
神が 飽き果てた結末を
僕らの手で 破り捨ててしまおうか
傷跡さえも プロットに変えて
ああ 泥にまみれた 歴史の果てに
僕らがいた 証をきざもう
かすれた声で 「美しい」とうたおう
最後の一行は 君の名前がいい
ああ 運命さえ 安物の 物語でいい
愛という 一文字を 叫び続けていたい
枯れ果てるまで 叫び続けていたい!
千切れそうな 命を束ねて
読み人知らずの 叙事詩を書き上げる
最後の一行は 君の名前がいい!
永遠を欺く 閃光だ!
束の間の 夢が覚める
朝焼けが ページを白く染めていく
僕らのいた 淡い静寂を
溶かしながら 朝が来る
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ロイロ
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ロイロ

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砂の城
ロイロ
「崩壊する世界で、君の名前を書き残す。」
クラシックの気高さと、現代ロックの歪みが衝突する一曲。緻密に構成された3連符のリズム(シャッフル)が、聴き手の鼓動を加速させる。
アーティスト情報
ロイロ
https://www.tunecore.co.jp/artists?id=1077197
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