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"戦う人の歌を歌う。戦う人の物語を歌う。"

エレクトロニカ編成、あるいはロックバンド編成と、両極端な音楽表現で “こころに穴が空いた人の物語” を模索してきた彼らだが、今作ではついに両者が融合し独自のサウンドへと進化した。
音数を極力減らしたリズムと、空間的に配置されたノイズ。そこにピアノ・ギター・ベースのシンプルな編成を乗せ、ボーカルのしょったんが物語を紡ぐ。歌詞の世界がよりダイレクトに伝わるサウンドを獲得している。
またその歌詞も、物語の主人公のセリフや心情が素直に外へと向けられていて、この閉塞感のある社会においてとてもピュアに響いている。