Lyric

この夏を、ずっと覚えてる

君が忘れてしまっても

本当に君と来れるなんて思ってなかった

ゆるい風が　袖の端をそっと揺らして

心臓の音だけが響きそうな空に

「まだかな」って　つぶやいた

うまく結べない　浴衣の帯に少し焦って

まるで私たちの頼りない距離みたいね

何回も鏡の前でやり直したの

きっと今日しかないから

花火なんてどうでもよかった

ただ、会いたい　それだけなの

本当はね

空に咲いた花は

瞬く（まばたく）ように光った

横から見る顔は　とても綺麗だった

上から見た二人は

恋人みたいだった？

このままずっと続いてよ　届け願い

咲く、散る、夢の跡　少し泣いた

ねえ、もう、終わらせて、夏

断る理由なんてないと分かっていたけど

まっすぐに走る姿　その目　見れなくて

本気にさせちゃいけない　何度も唱えて

でも　少し想像してた

花火よりも　眩しいもの

見えたような　一瞬だけ

願い賭けた花は　少し低く散った

まるで　"ここが到達点"　そう言うように

上から見た二人は　どんな顔をしてた？

なんでだろう　心　少し動いている

手を掴んだら　掴まれたら

諦める自信がない

期待しちゃう　誤解しちゃう　この関係

時が経てば　きっと忘れてしまう

それか　ずっとずっと好きな人として残るんだ

私にとってこの　二文字は遠すぎて

それでもよかったのきっと　そう、きっとね

空に咲いた花は　瞬く（まばたく）ように光った

前から見る顔は　とても綺麗だった

上から見た二人は恋人顔してた

このままずっと続いてよ　届け願い

席、立つ、人の中　どうして言えるかな

熱、引く、風の音　教えて

咲く、散る、夢の跡　少し泣いた

ねえ、もう、終わらせて、夏