Lyric

そっと開いた瞳へと流れ込んだ空

溢れ出した涙が一つ　揺れる水面に流れる

凪に漂うように　このまま遠くへ遠くへ

誰も知らない青を泳ぐ

ただ眩しいばかりなんだ　静かな世界の中

未だ覚束ない指先を思い出す

波に焦がれるように　今更果たすことのない

いつかの約束　儚くなぞる

描いた安らぎだけこの胸に重ねたら

穢れ知らない柔らかな痛み

凪に漂うように

手繰り寄せた終わりなど忘れてしまえたら

彼方の岸へ届いたらあなたに見せよう　眠らない空と海を

変わらぬ日々に留まったあなたに贈ろう　むせ返るような幾千の花

薄暗い闇　閉ざす世界など望まない　悲しみ全て

長い長い雨を待ちわび薄れてた　感傷さえも

波に呑まれぬように　このまま遠くへ遠くへ

今も広がる青に注ぐ

ただ歯がゆいばかりだった　変わらぬ景色の中

もう思い出せない　淡い夢の名残も

風に流れるように　このまま寄る辺なく仰ぐ

わずかにもつれた舌が奏でる　サヨナラ

霞む視界　この腕の中に抱いた

恐れ知らない穏やかな日差し

凪に漂うように　このまま遠くへ遠くへ

誰も知らない青を泳ぐ

ただ波に焦がれるように　辿り着く場所を探してる

私に教えておくれ

風に流れるように　遠く遠くどこか

きっと向こうの海辺に咲いている

安らぎさえこの胸に刻んだら　微睡むような始まりの気配

凪に漂うように