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歌詞

Ginger

若渚

行動力が低下している

薄暗い部屋一人きりで

お寿司の隅のガリを目にして

心の蓋を開ける

四隅を破ってしまった 一枚の手紙

友の瞳に にじむスパイス

口を開けない私

端っこだけかじっていても

友情は語れないだろう

さあ生の生姜を丸かじりして

笑い飛ばしていこうか

免疫力が低下している

肌寒い部屋一人きりで

ふるさとを思う台所

涙が頬をつたう

寒い時、寂しい時、温めてくれた

母の荒れた手、辛い生姜湯

素直になれない私

全部飲み干したとしても

愛情は語れないだろう

さあ生の生姜を丸かじりして

味わい尽くそうか

端っこだけかじっていても

人生は語れないだろう

さあ生の生姜を丸かじりして

外に出てみようか

久しぶりに立ち寄った 小さな公園

転んで泣いて泥にまみれて

立ち上がる小さな足

端っこだけかじりながらも

夢と希望に溢れてる

さあ生の生姜を丸かじりして

涙を拭いて帰ろうか

  • 作詞

    若渚

  • 作曲

    若渚

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    Ginger

    若渚

嬉しい時、悲しい時、人はどんな表情をするのだろう。生まれてからいくども年を重ねて、顔はどのように変化していくのだろう。先天性の視覚障害で生まれたときから全盲でこの目で一度もものを見たことのない私は、ある時ふと疑問をもちました。
生きていると、まるで生の生姜を丸かじりするかのように顔が真ん中によってしまうくらいの辛みを感じることがあり、それでいて笑ってしまう。外に出ること、人に会うこと、そんな当たり前だと思っていたことさえも愛おしくて抱き締めたくなる。私がお婆ちゃんになった時には、こうしてできた顔のしわさえも楽しめたらいいな
身体だけでなく心の代謝が上がれば、お互いに温め合いたいという気持ちが生まれると私は信じています。この歌が、皆さんの心の生姜になりますように。

アーティスト情報

  • 若渚

    【若渚のプロフィール】 全盲の歌姫 若渚(わかな) 豊田市在住 2000年3月生まれ。先天性の視覚障害で生まれたときから全盲。 2013年3月「ティーンズプロジェクトフレ☆フレ」 ( NHK Eテレ ) に出演。伸びやかで真っ直ぐな歌声が多くの視聴者の胸を打ち、アンコール再放送となる。 同年10 月、自身初となるマキシシングル CD をリリース。 2014 年 3 月『そのままの今を好きになる~ 14 歳、全盲、奇跡の歌姫~』( 世界文化社)出版。 2015・16・17・年24時間テレビ(中京テレビ)にて繋ぐ交響楽団のメインボーカル担当 。 2020年24時間テレビ(中京テレビ)では無観客ライブ、フィナーレで出演。 2021年は陸上で取りあげられ現在もロキポで配信中。 2011 ・14年ホノルルマラソン 42.195km 完走。 2016年12月、第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会に出演。 2017年ニューヨークブロードウェイにて、IFA国連NGO・OCCAMプロジェクト・オフブロードウェイ Kenji's Entertainment Show 2017公演にASPJのみなさんとパフォーマンスを披露。 2018年9月、あいちアール・ブリュット障害者アーツ展/ステージ発表に出演。 2019年2021年、ゴールドコンサートでは、本戦に出場し、多くの方を感動させ観客賞を受賞。 2018年3月「豊田市民の誓いのうた」を作曲する。 2019年7月にシングルCD、11月にアルバムをリリース。 2020年豊田市文化振興財団文化新人賞を受賞。 2021年シャララ万博カーニバル豊田のイベントで豊田市の子どもたちから出してもらった言葉を歌詞にしメロディーをつけ「とよたがすき」「豊田市長が命名)を作成。 「幸せは、目の前にたくさんあるんだ」と確信し 一人でも多くの人に目の前にある幸せを伝えたい、そして「人は心の輪っかで繋がっている」と言う事もたくさんの方に伝えたいとソロライブの他学校講演、各種イベントに出演。 エフエムとよたRADIO LOVEATにて月に一回「若渚のにっこりタイム」放送中。

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