六ネンメベストテープのジャケット写真

歌詞

Last Snowman Standing

noma

幸せな自分が

偽りとかなにかだとしか思えないんだ

怖いんだ

なりたくなかった大人に

失ったものばかり

今は目を背けたいんだ

痛いんだ

蹴って開けたドア

多分焦っていたんだろうな

1000年かけたら答えも2、3個くらいは絞れるのかな

とか考えてたら本当に冗談じゃなく3000年くらいは経ってたりして

ただ一つわかったのは今までの虚しさだとか

ぼんやりした雨雲みたいなこの気持ちは

ぜんぶぜんぶ

何一ついらないものだったってこと

ぜんぶぜんぶ

何一つ必要のなかったもの

だから

いたいんだったらずっといればいい

来たいんだったらいつでも来ればいい

足りなかったものがそばに

二人のまま、このままでいい

Can you see the last snowman standing?

Can you see the last snowman standing?

Can you see the last snowman standing?

(足りなかったものがそばに 二人のままでいい}

溶けそうな色の空

凍えそうだ

冷え切った覚えたての言葉

浮かべて眺めていた

待ち合わせは8時だから 7時には家を出る

場所は月の真下

明かりがない街だからすぐに見つかるはずだ

五分おきに来るバス かざすパスモ

残金は2千円とちょっと

これが今の僕の全財産だよ

ああ 1番後ろの席でふと見る窓

誰かが指でなぞったこの跡はいったい何を書きたかったんだろう

枯れる前の花 柄の消えたpuzzle

題名のないアート ぐちゃぐちゃのデザート

油断してたずっと

気づけたよやっと

ゴールよりスタートでもう決まってた事

ふらふらな君と向かうファミリーマート

酒のあてとあと何を買うの

何でもカゴにいれなよ

俺は帰り道に手を握れたら それでいいから

それだけで十分

部屋に着く 靴を脱ぐ

今すぐと言わんばかり

余裕のない俺を遮り空腹を満たす

いつまでも続くはず

この数分間の純文学

何が悲しくて冷えきった唇

気づかれないように小さく背伸びをする

23時 22回目の冬

月を残し明かりが消える204号室

  • 作詞

    noma

  • 作曲

    FFFFFF

六ネンメベストテープのジャケット写真

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夜猫族のラッパーnomaが、キャリア初となるアルバム『六ネンメベストテープ』をリリースした。

活動を始め6年の間に制作された大量の楽曲の中から、計30曲をnoma自身がセレクト。昨年10月にYoutube限定で公開された「メジャー・スケール」や、夜猫族の初期音源である「海底から月を視る」「Dog feat. XakiMichele」など、これまでSoundCloudや一部のプラットフォームでしか聞くことのできなかった多数の作品に加え、1曲目「Fanatic (Prod. FireJay)」、24曲目「She’s A Killer」は2018年に制作されてからリリースされることのなかった未発表の音源であり、今回、完全新作となる「猛進 (Prod W.ANNA.W)」が14曲目に収録される。ベスト盤でありながらもその半分以上が未配信曲となった今作は、古くからのリスナーも飽きさせることはないだろう。

アーティスト情報

  • noma

    福島県出身。15歳の時にラップを始め、その翌年に同志とヒップホップ集団『夜猫族』を立ち上げる。2020年にはABEMAのラッパー発掘オーディション番組「ラップスタア誕生」の決勝に出場。3位の結果を残し、同年11月にはコンピレーションEP「Manicity」を発表。ソロ名義ではこれまでに「Intro」「LSLSL」「丹青」と3作のEPに加え、キャリア6年目となる2022年5月には30曲入りのベストアルバム「六ネンメベストテープ」をリリース。そのフレキシブルで独創的な音楽性と、他の追随を許さない圧倒的なラップスキルはあらゆる方面から高い評価を集めている。

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