Dear Front Cover

Lyric

Dear

zama

日に光と書いて「晃」

本当に良い名前をもらった

何もかも与えてくれた 何故

また昔話を教えてください

正直 苦手なこと 沢山ある

不器用すぎたのは 私自身

やっと理解できた 人様のこと

証拠は 振動板に注ぐ息吹

話したくても話せなかったこと

思ってもいないのに声に出した

砂丘に立ち 命の細かさを学ぶ

心の底から嬉しかった 身の丈を

知って それでも弾いた鍵盤

封筒を開けた 切手を貼った

間違いないことが ここにある

愛された私がビートを鳴らす

突拍子もなくメモを綴る

震えを蹴り 命を紡ぐ

育ててくれたのは この面影

こじ開ける未来から 漏れだした

突拍子もなく手紙を書く

寝室の灯り 読み聞かせ

叱ってくれたのも この言葉で

私も出来る様に頑張ります

本音は 永遠の中に閉じた

閉鎖病棟 21時頃

悪夢 水平線 消えていく

わざわざ駆けつけてくれた

U. TOWNの錆びた路面を歩く

壊された民家 孤独さを学ぶ

その上に経った 年数を数える

何でもない私が 成し遂げるライフ

柵を乗り越え 出会った灯台

潮風が煽る 黙って受け止める

返事の1つも 全てが嬉しい

繋いだ手 以上に結ばれたんだ

浮いた注意力を夢中にさせる

部屋の隅で省みる その日

汗染みたシャツ 力尽きる

痛み出す胸の奥 問題はない

突拍子もなくメモを綴る

震えを蹴り 命を紡ぐ

育ててくれたのは この面影

こじ開ける未来から 漏れだした

突拍子もなく手紙を書く

寝室の灯り 読み聞かせ

叱ってくれたのも この言葉で

私も出来る様に頑張ります

妊娠5週間目

父が買ってきたケーキ

その話を聞いてから

価値を理解できた気がしました

この瞬間を

このわがままを

無駄には出来ない

先へ向かう

  • Lyricist

    zama

  • Composer

    zama

Dear Front Cover

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    Dear

    zama

2021年初秋、体調を崩したzamaが、家族への想いを唄った今作。ビートメイクからラップはもちろん、ミックス・マスタリングまでの全てを自身で施した意欲作であり、その内容は、より温かく明瞭なものに仕上がった。相変わらず人との距離を感じる2022年現在、是非あなたの大切な人になぞらえて聴いてほしい。ジャケットデザインは写真家、toma uchidaが担当。彼のアートワークからも今作への意気込みがひしひしと伝わってくる。

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Dear

Apple Music • New in Hip-Hop • 25 Feb 2022

Artist Profile

  • zama

    金沢出身のビートメーカー兼ラッパー。 シンプルなビートに彩色豊かでメロウな旋律と彼自身の心地よい声のラップがマッチする。不可思議/wonderboyの「火の鳥」のリミックス、Rui FujishiroやOZK(8mileAliens), Hyuga, 日高大地などにも楽曲提供やコラボレーションなどクリエイティブが徐々に広がりを見せている。

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