Lyric

朝6時前 叩き起こされ

スタンプカード 首にぶら下げる

歌うラジオが希望の朝

集まりだす クラスの仲間

無計画なほど盛り上がる

場所と時間決め一旦帰る

朝飯かき込んだらオーライ

変速6で駆け抜ける町内

奴に言ったのか秘密基地の場所

出所不詳 噂話のバトン

デッキの4軍みたい

負けた時の言い訳にはしない教訓

微かに残る塩素のにおいと共に

薄れる夏の思い出

夕立が濡らすアスファルト

気怠さの中 浸る感傷

夕暮れの川沿い

伸びる影は少し長くなった

ゆっくりと音を立て揺れる遊具

誰もいなくなった

抜け道から辿る

セピアの記憶色付ける

瞳が映し出す黄昏

今も昔も変わらねえ

公民館からは祭囃子

赤く染まる家路を駆け足

ゲーセンの筐体

付けた指紋の数だけ増やした兄弟

郵便局 図書館 砂漠のオアシス

冷水機で喉潤す

響き渡る山の時報

しきりに鳴くヒグラシも貴重

風鈴が誘うまどろみ

白昼夢 陽炎と幻

映画のポスター ラミっただけの

下敷きになけなしの小遣い

愛犬のレオは旅立った

あの少年はラッパーになった

日記帳 走らせた鉛筆

形を変え こんな曲になった

夕暮れの川沿い

伸びる影は少し長くなった

ゆっくりと音を立て揺れる遊具

誰もいなくなった

抜け道から辿る

セピアの記憶色付ける

瞳が映し出す黄昏

今も昔も変わらねえ