歌詞

Beautiful Black

月色の雫が暗い葉に落ちて

わずかな重さでその細い枝を揺らす

頬に当たる風が夜をざわつかせ

愛しさは高圧となり激しく巡っていく

流れる天の川に星はゆらめいて

形を変えながら伝える慈悲深い言葉

わずかな気配が足元をよぎる

忘れられるはずもない

その影の向こうではきっと

安らかに遊ぼう

突然の雨となり全てを洗っていく

魂の痕跡を追っていく途中で立ち止まる

緑の中　溶けていく

もう見えなくなった

またすぐに会えると信じてる

夢の外でもまた

風の舟に　乗り

天を翔ける

羽根のように軽い

宇宙（そら）の水の上

激しい雷雨の去った後からは

虹が出て忘却へ踏み出す肩を押す

雨も雪も風も　全て受けとめよう

やがて思い出が光る石となり

胸に灯るまで

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愛しい猫のためのレクイエムです。
去年死んでしまった愛する猫のために作った曲です。
悲しみで何を見ても涙が出た時期に、その猫に届くようにと歌った曲です。
同じ悲しみを抱える人に気持ちが共有できたらいいなと思います。

Yatara
Yataraはシンガーソングライター/トラックメイカー。東京に生まれ育ち、20歳より数年間ロンドンに在住し、英国のRock/Pop/Techno シーンを体感。その後の音楽制作に多大な影響を受ける。 DAWで作成したトラック音源に、E.ギターを弾いて歌う、というスタイルでライブを展開している。英国プログレとインド音楽と日本のお囃子にルーツを持つアーティスト。インド打楽器のTablaやインド歌唱法をインドの著名なアーティストに師事。また、日本の篠笛は20年以上のキャリアがある。
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