歌詞

朝一番の 電話が鳴る

嫌な予感が 胸を締め付ける

昨日の残業 未消化な案件

また誰かか…と 受話器を取る

聞こえた声は まさかお前か

今日のプレゼン どうするつもりだ

締切間近に また一人抜けやがって

溜め息が混じる 受話器の向こう

「少々体調が…」 聞き飽きた理由

今日もまた一人 戦力外で

残された者は ただ働く 永遠に

モニターの資料 睨みつけるが

頭の中は 段取り狂ってる

部下の引継ぎ 中途半端で

この責任 誰が取るんだ

あいつの仕事 なぜ俺がやらにゃならん

残された山の山が睨む

「仕方ないな」と 諦める顔の裏で

募る怒り どこへぶつければ

溜め息が混じる 受話器の向こう

「少々体調が…」 聞き飽きた理由

今日もまた一人 戦力外で

残された者は ただ働く 永遠に

あの日の自分を 思い出すのさ

若さゆえの 自由と無責任

だが今は違う 責務を負う身

この重さ 誰も知らないだろう

溜め息が混じる 受話器の向こう

「少々体調が…」 聞き飽きた理由

今日もまた一人 戦力外で

残された者は ただ働く 永遠に

時計の針は 回り続ける

鳴り止まぬ電話の音 虚しく響く

明日は来るのか… いや、来るだろう…