Lyric

アルミの自転車の背中に乗って

満天の星の中

このまま抱きしめたら

溶けてなくなっちゃえやしないかな

クラクラ

君の帯びる体温がオーロラみたい

夜空に揺らめいて

行っちゃやだとは言えそうにない

カラカラ　喉が渇く

どうやって声を出して

君の名前を言うんだっけ

知らない人みたい

空をわって　逃がしてほしい

君が未来を見つめる目が苦しい

私を見てくれないまま

夏は通り過ぎる　ひとり

嘘ややましい私の中を

取っ替えてしまえたら？

ほどけたふりしたスニーカーの紐

待って　あと少しだけ

クラクラ

君の帯びる体温はオーロラみたい

あたしは飲み込んだ

「そっか」とかしか言えないままで

ユラユラ　月が歪む

どうやって　立ち上がって

また歩き出すんだっけ

思い出すかな　じきに

空をわって　逃がしてほしい

君の途絶えない光に触れたい

いつか届く気もしたけど

夏は通り過ぎた　ひとり

夜空の果て　オーロラが揺れる

君が未来を見つめる度煌めく

私を待ってくれないまま

君は通り過ぎる　ひとり