アルバム第二集のジャケット写真

歌詞

下宿屋ゆうれい

台風クラブ

部屋中に染み込んでる 壁際の表現者の

流れる汗 落っこちる影 瞬きしてるのは誰?

空白の数時間と 気の抜けた炭酸水

覚えのない筆跡だけが 謎解きほどけないミステリー

窓の風が膨らんだら それが合図

眠れない夜に現れて いかしたダンスで床を打つ

新しいブギを引き連れて でたらめにおれをそそのかす

いつだって考えてる 永遠のロスタイムで

畳の青 日に焼けてなお 手掛かりは近くにあると

日の暮れた喫茶店で 最終の映画館で

お前に会う約束もなく ただ日々が過ぎてくなんて

窮屈だろ 退屈だろ 思い出すよ

月のない夜を歩けるか お前なしでも暮らせるか

もいちど窓に腰掛けて おれのこと惑わしてほしい

さっき同じ 匂いがして 振り返って返事しても 間に合わない

ひょっとして おれだけが 信じていただけかもよ

窓の風が膨らんだら それが合図

お前は今夜現れて ついにダンスを踊らない

よそ行きのシャツをなびかせて いつの間に透き通ってゆく

月のない夜を歩けるか お前なしでも暮らせるか

もいちど窓に腰掛けて おれのこと惑わしてほしい

さっき同じ 匂いがして 振り返って返事しても 間に合わない

  • 作詞

    石塚淳

  • 作曲

    石塚淳

アルバム第二集のジャケット写真

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ファーストアルバム『初期の台風クラブ』より五年半、長らくお待たせしました!
京都発の三人組、”日本語ロックの西日”台風クラブ、待望のニューアルバムが堂々完成!!
私家盤シングル曲「火の玉ロック」「日暮し」「下宿屋ゆうれい」「野良よ!」をはじめ、敬愛するThe Beforersとのスプリット7インチに収録された「とんがりブーツ」「旅情」、盟友・家主とのスプリットCDに収録された「なななのか」など全10曲を収録。既発曲は新たなテイクも交えた形で再編集を行い、全曲に入念なミックスとマスタリングが施されました。
彩りのあるギター、歌うようなベース、情感豊かなドラムというシンプルな編成で紡ぐ、無垢で深い音楽愛を丹念に散りばめた粋なアレンジ。時に心踊るように、時に胸が締め付けられるように、琴線に触れる人懐っこいメロディ。そして、どこか憂いを帯びたボーカルと黄昏時に寄せた美しい日本語詞。日々抱え込んでいる、或いはかつて確かにあった情熱や感傷が滲む、あなたにとって生涯の友となり得る普遍的な魅力が詰まった作品となりました。
ロック/ポップスを愛する全ての音楽ファンに、
何度も針を落とした愛すべきレコードたちに、
そして焦げ付いてしまった青春に捧ぐ、渾身のセカンドアルバムです。

アーティスト情報

  • 台風クラブ

    京都発、"日本語ロックの西日"。 石塚淳(歌とギター)、山本啓太(ベース)、伊奈昌宏(ドラム)の3人組。2013年に結成、2014年より現在のメンバーで本格的に活動を開始し、2017年にファーストアルバム『初期の台風クラブ』をリリース。その後、 2018年 7インチシングル『火の玉ロック』 2019年 7インチシングル『日暮し』 2020年 7インチシングル『下宿屋ゆうれい』 2022年 7インチシングル『野良よ!』 と四枚の私家盤シングルをリリースし、2023年にはセカンドアルバム『アルバム第二集』をリリース。

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