アルバム第二集のジャケット写真

歌詞

火の玉ロック

台風クラブ

おれはいつも忘れてしまう 浮ついた夜の静けさや

明け方に窓をかすめ落ちた 星があったこと

言葉をいくつも重ねながら ふさわしくないと気付きながら

簡単に夜は明けて空を 塗りつぶしてしまう

足りない物語のかけらを編んでいる

手を鳴らせ最後の行列が やつらの灯した赤い火が

夕暮れに追い越してゆく もうここへ帰らないと

何もかもを売っ払えよ 散らかした部屋も片付くぜ

答えはいつでも問いの中に うずくまっていた

名もない分かれ道が うしろに去ってゆく

そら予言通りの災難が 笑い飛ばした運命が

じっと待つ一本道に アクセルを突っ込んでる

名もない分かれ道が うしろに去ってゆく

いつか鳴り止んでしまった場所 始まりのように暮れる青

手を鳴らせ最後の行列が やつらの灯した赤い火が

夕暮れに追い越してゆく もうここへ帰らないと

流れ星に名前なんてあったかと

暖かい春の風の中で くだらない日々のうわのそらで

おれはいつか忘れてしまう 星があったこと

  • 作詞

    石塚淳

  • 作曲

    石塚淳

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ファーストアルバム『初期の台風クラブ』より五年半、長らくお待たせしました!
京都発の三人組、”日本語ロックの西日”台風クラブ、待望のニューアルバムが堂々完成!!
私家盤シングル曲「火の玉ロック」「日暮し」「下宿屋ゆうれい」「野良よ!」をはじめ、敬愛するThe Beforersとのスプリット7インチに収録された「とんがりブーツ」「旅情」、盟友・家主とのスプリットCDに収録された「なななのか」など全10曲を収録。既発曲は新たなテイクも交えた形で再編集を行い、全曲に入念なミックスとマスタリングが施されました。
彩りのあるギター、歌うようなベース、情感豊かなドラムというシンプルな編成で紡ぐ、無垢で深い音楽愛を丹念に散りばめた粋なアレンジ。時に心踊るように、時に胸が締め付けられるように、琴線に触れる人懐っこいメロディ。そして、どこか憂いを帯びたボーカルと黄昏時に寄せた美しい日本語詞。日々抱え込んでいる、或いはかつて確かにあった情熱や感傷が滲む、あなたにとって生涯の友となり得る普遍的な魅力が詰まった作品となりました。
ロック/ポップスを愛する全ての音楽ファンに、
何度も針を落とした愛すべきレコードたちに、
そして焦げ付いてしまった青春に捧ぐ、渾身のセカンドアルバムです。

アーティスト情報

  • 台風クラブ

    京都発、"日本語ロックの西日"。 石塚淳(歌とギター)、山本啓太(ベース)、伊奈昌宏(ドラム)の3人組。2013年に結成、2014年より現在のメンバーで本格的に活動を開始し、2017年にファーストアルバム『初期の台風クラブ』をリリース。その後、 2018年 7インチシングル『火の玉ロック』 2019年 7インチシングル『日暮し』 2020年 7インチシングル『下宿屋ゆうれい』 2022年 7インチシングル『野良よ!』 と四枚の私家盤シングルをリリースし、2023年にはセカンドアルバム『アルバム第二集』をリリース。

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