Lyric

曖昧な感覚は

現状に縋って飲み込んだ

つまらない娯楽で蓋をして

埋まらない時間を繰り返している

メーデーの残響が

荒れ果てた海を漂った

ここには誰もいないとふと

溢れる光に手をかざしては

永遠を夢に見ている

でまかせになって目を瞑る

吐き出す様なこの喪失感は

どうにもこうにも消えやしないな

唸る様に足掻く様に

その鼓動は差し出して

空っぽのまま一体何処へ行くの

あなたと同じように生きられたら

ただ息を切らして

枯れ果てるまで叫んで

熱を帯びた言葉

口にした僕はどうだ

あなたと同じ日々を刻み

色づいてゆくのならどうか

ただ息を吸って

このまま幸せを止めて

誰かの救いを求めて

楽になってしまえるのなら

なんて喜劇だ

届かない声でそうつぶやいた

単純な感覚だ

痛みなんてとうに忘れてしまった

怯えて過ごすならば

受け入れてこの快楽を

残酷な運命に

嘆いている時間など

憂うほどに

過ぎるほどに

ただただ溶けてゆくから

月明かりが

僕を指した

目を合わせるのは今

ただ息を殺して

眠りにつくまで待って

ただ息を吸って

そのまま息を吐いて

ただ息を切らして

ただ壊れるまで叫んで

熱を帯びた言葉

口にした僕はこうだ

あなたと同じ日々を刻み

色づいてゆくのならどうか

ただ息を吸って

このまま幸せを止めて

誰かの救いを求めて

楽になってしまえるのなら

なんてどうかどうか

こんな僕を救ってくれないか

どうかどうか

あなたみたいに

どうかどうか

ただ息をしていたい

どうかどうか

どうかどうか

どうかどうか

楽にさせてよ