honouのジャケット写真

本を焼く

文字は私の中にある

家を焼く

孤独を寝ぐらに目を瞑る

花を焼く

美しさはこっそり育てる

光る炎 光る炎 光る炎

何度も泣いて息切れを起こした

その度に同じ景色が瞬いた

麦が風邪をひいて

魚が歌を歌う時

森が食事を始めました

はじめまして

さようなら

はじめまして

さようなら

本当に何かを失わないまま

持て余した明日を生きる

きみが何かを望むなら

私の今日を差し出そう

棺を開けて抱きしめる

過去を手紙に書き起こす

きみが何かを望むなら

私の今日を差し出そう

車の鍵は刺さったまま

動かないけど許してほしい

君の両足がまだ動くと

知っていることを許してほしい

車の鍵はささったまま

動かないけど許してほしい

君の両足がまだ動くと

知っていることを許してほしい

テトラポットの隙間から

侵入する波のように

大勢の中からきみの手を握った

もう随分と歩いたから

離してもいい頃か

もう随分と歩いたから

離してもいい頃か

麦が風邪を引いて

魚が歌を歌う時

森が食事を始めました

はじめまして、はじめまして

さようなら

はじめまして、はじめまして

さようなら

本当は何もかも失えないとしたら

持て余した明日をあなたにあげたい

本当は何もかも失えないとしたら

持て余した明日をあなたにあげたい

きみが何かを望むなら

きみが何かを望むなら

私の今日を差し出そう

  • 作詞者

    Takumi Habuto

  • 作曲者

    Takumi Habuto

honouのジャケット写真

Poetry Person Practice の“honou”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

"