

蒼い天蓋 揺れる朝
銀の鐘が 遠く鳴る
誰にも触れられぬ聖域で
ひとり 祈りを捧げていた
白亜の階に 降る花は
季節さえ知らず 咲き続け
水晶の窓に 映る地上
赤く染まった 雲の彼方
古い聖典の 頁には
消された名前が 残っている
指先でそっと なぞるたび
胸の奥へと 風が吹く
聞こえてくる
遠い叫び
閉ざされた扉の向こう
誰かが今も
私を呼んでいる
蒼天のレクイエム
高く響け
眠り続けた鐘を 鳴らして
この身に刻まれた
古の誓約を
今こそ 解き放つ
たとえ聖なる場所を
離れても
この手で確かめたい
あの大地で
何が失われたのかを
その答えを 探しにゆく
階段を駆け下りるたび
白い衣が 風を裂く
背後で閉じゆく 天の門
二度とは戻れぬ 音がした
翡翠の首飾り 握りしめ
幼い頃の記憶を辿る
母が残した ひとことは
「空を恐れず 歩きなさい」
雷鳴が
雲を割り
銀色の雨が
頬を濡らす
それでも
足は止まらない
蒼天のレクイエム
鳴り渡れ
遠ざかる聖域を 背にして
傷ついた大地へ
この声を届ける
まだ間に合うのなら
誰かの涙を
見過ごさない
それだけを胸に抱いて
長い階を
越えたその先には
知らない世界が待っている
……鐘が止まった。
風も消えた。
静かな雲海の向こうで
ひとつだけ
小さな灯が瞬く。
私はそこで
初めて微笑んだ。
「ここからなら――
まだ、間に合う」
蒼天のレクイエム
空を越えて
遥かな大地へ 降り注げ
閉ざされた聖堂に
残した祈りさえ
この胸に連れてゆく
白銀の雨が
道を濡らしても
もう振り返りはしない
この世界で
生きる人々の声を
私は決して忘れない
朝焼けの雲を抜け
少女は地上へ降りてゆく。
その手に
小さな聖鈴を握りしめて――。
- 作詞者
夏目そら
- 作曲者
夏目そら
- ミキシングエンジニア
夏目そら
- ギター
ポン汰
- ドラム
ポン汰
- キーボード
ポン汰
- ボーカル
ポン汰
- ピアノ
ポン汰
- その他の楽器
ポン汰

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- 1
黎明の誓い
夏目そら
- ⚫︎
蒼天のレクイエム
夏目そら
- 3
紅蓮のアリア
夏目そら
- 4
蒼き神殿
夏目そら
- 5
紅の剣
夏目そら
- 6
星喰む聖女
夏目そら
- 7
灰色のクロノグラフ
夏目そら
- 8
雪原のエレジー
夏目そら
- 9
ヴァルキュリア・コード
夏目そら
- 10
Celestia
夏目そら
**『黎明の誓い』**は、壮大なオーケストラと力強い女性ボーカルを軸に描かれる、幻想的でドラマティックなファンタジー作品です。
天界から地上へ降り立つ女神、失われた記憶を追う少女、戦場へ向かう女性戦士、そして時を越える古い時計――。
美しく静かな旋律から、緊迫感あふれる戦闘シーン、胸を締め付ける哀しみ、そして希望へ向かう壮大なクライマックスまで、10曲それぞれが異なる物語を描きます。
繊細なピアノやストリングス、重厚なオーケストラ、疾走感のあるドラム、ドラマティックな女性ボーカルとコーラスが重なり、まるで一本のアニメーション作品を音楽だけで旅するようなアルバムに仕上げました。
静寂から戦いへ。絶望から希望へ。
それぞれの楽曲に込められた物語を感じながら、最後まで楽しんでいただければ幸いです。
アーティスト情報
夏目そら
日本の伝統美と現代のエレクトロサウンドを融合させた音楽を制作するアーティスト。和楽器×エレクトロ、ボカロ×幻想的なメロディを得意とし、幽玄で切ない世界観を楽曲に込める。TuneCoreを通じて、より多くの人に音楽を届けたいと思っています。
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