黎明の誓いのジャケット写真

歌詞

紅蓮のアリア

夏目そら

赤い月が 塔を照らす

崩れた石畳 雨に濡れ

止まった時計の 針だけが

あの日の刻を 指している

焼けた市場に 残された

古びた銀貨 ひとつ拾う

誰かの暮らしを 物語る

小さな鍵が 冷えていた

遠くで軋む 鉄の扉

風に揺れている 空の店

色褪せた旗を 見上げれば

知らない紋章が 刻まれる

足元に落ちた

一枚の羽根

その下に眠る

赤い器

触れた瞬間

胸の奥で

誰かの声が

目を覚ます

紅蓮のアリア

燃え上がれ

忘れられた街の記憶よ

崩れた時計塔の その先に

まだ誰かが待っている

紅蓮のアリア

響き渡れ

閉ざされた扉を 叩くように

この胸に残された

知らない痛みさえ

すべて抱いて 走り出す

地下へ続く 螺旋階段

濡れた壁には 古い壁画

王冠を捨てた ひとりの王が

幼い誰かを 抱いている

剥がれ落ちた 金箔の下

隠された文字を 読み取れば

そこに記された 一行だけ

「聖杯を 夜に渡すな」

遠くで鳴った

鉄の鐘

地面を揺らす

低い響き

振り返れば

閉じた階段

もう戻る道は

消えていた

赤い器に

雨が落ちる。

ひとつ。

またひとつ。

その水面に映ったのは

私ではなかった。

幼い少女が

泣いている。

そして

その手には

私と同じ

聖鈴があった。

紅蓮のアリア

燃え上がれ

眠り続けた記憶を越えて

崩れ落ちる街の片隅で

新しい鼓動が始まる

紅蓮のアリア

空へ舞え

消えかけた声を 抱きしめて

この胸に残された

名前さえ知らない願いを

今 未来へ 解き放つ

時計塔が

再び動く。

ひとつ。

ふたつ。

夜の街に

鐘が鳴り響いた。

  • 作詞者

    夏目そら

  • 作曲者

    夏目そら

  • ミキシングエンジニア

    夏目そら

  • ギター

    ポン汰

  • ドラム

    ポン汰

  • キーボード

    ポン汰

  • ボーカル

    ポン汰

  • ピアノ

    ポン汰

  • その他の楽器

    ポン汰

黎明の誓いのジャケット写真

夏目そら の“紅蓮のアリア”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

**『黎明の誓い』**は、壮大なオーケストラと力強い女性ボーカルを軸に描かれる、幻想的でドラマティックなファンタジー作品です。

天界から地上へ降り立つ女神、失われた記憶を追う少女、戦場へ向かう女性戦士、そして時を越える古い時計――。

美しく静かな旋律から、緊迫感あふれる戦闘シーン、胸を締め付ける哀しみ、そして希望へ向かう壮大なクライマックスまで、10曲それぞれが異なる物語を描きます。

繊細なピアノやストリングス、重厚なオーケストラ、疾走感のあるドラム、ドラマティックな女性ボーカルとコーラスが重なり、まるで一本のアニメーション作品を音楽だけで旅するようなアルバムに仕上げました。

静寂から戦いへ。絶望から希望へ。

それぞれの楽曲に込められた物語を感じながら、最後まで楽しんでいただければ幸いです。

アーティスト情報

"