黎明の誓いのジャケット写真

歌詞

紅の剣

夏目そら

砕(くだ)けた石が 雨に濡れ

遠くで 警鐘(けいしょう)が鳴り響く

瓦礫(がれき)の中

震(ふる)える手で

私は剣を 拾い上げた

燃え残った 街の灯(ひ)

逃げ惑(まど)う人の 足音(あしおと)

崩れた門を 振り返れば

黒い影が 迫(せま)ってくる

握った柄(つか)が 汗で滑る

呼吸(こきゅう)さえも 乱れてゆく

それでも背中に 聞こえてる

小さな子供の 泣き声が

怖くないなんて

嘘はつけない

足が震えて

膝が崩れる

それでも

ここを退(ひ)けない

紅(くれない)の剣よ

燃え上がれ

この手が傷ついても

構わない

守りたいものが

ここにあるなら

私は何度でも

立ち上がる

砕けた心を

握りしめ

迫(せま)る敵へと

踏み込んでゆく

たとえこの身が

倒れても

最後の一歩は

自分で決める

鋭(するど)い刃(やいば)が

肩をかすめ

赤い雫(しずく)が 地面に落ちる

痛みに息を 呑(の)みながら

敵の動きを 見つめてる

一歩下がれば 誰かが傷つく

一歩進めば 戻れない

迷いを捨てた その瞬間

剣先が 風を切った

何度倒れても

立ち上がる

勝てる保証(ほしょう)なんて

どこにもない

それでも

逃げる理由は

もう残っていない

紅の剣よ

切り裂いて

閉ざされた道を

突き抜けろ

涙を流すのは

戦いが終わったあとでいい

今はただ

前だけを見る

傷だらけの手を

握りしめ

最後の力を

振り絞(しぼ)って

守りたい人の

その名前を

胸の中で

何度も叫ぶ

静寂(せいじゃく)。

倒れた剣。

荒い呼吸。

頬を伝う

一筋の血。

彼女はゆっくりと

立ち上がる。

そして――

剣を構えた。

「……まだ、終わってない」

紅の剣よ

駆け抜けろ

燃える街を 越えてゆけ

震える心も

抱えたままで

私は戦う

誰かを守る

そのために

傷つくことを

恐れない

最後の敵へと

走り出す

この手に残った

力すべて

今――

振り抜け!

警鐘が止まる。

燃え落ちる街に

朝の風が吹く。

彼女は剣を下ろし

静かに空を見上げた。

  • 作詞者

    夏目そら

  • 作曲者

    夏目そら

  • ミキシングエンジニア

    夏目そら

  • ギター

    ポン汰

  • ドラム

    ポン汰

  • キーボード

    ポン汰

  • ボーカル

    ポン汰

  • ピアノ

    ポン汰

  • その他の楽器

    ポン汰

黎明の誓いのジャケット写真

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**『黎明の誓い』**は、壮大なオーケストラと力強い女性ボーカルを軸に描かれる、幻想的でドラマティックなファンタジー作品です。

天界から地上へ降り立つ女神、失われた記憶を追う少女、戦場へ向かう女性戦士、そして時を越える古い時計――。

美しく静かな旋律から、緊迫感あふれる戦闘シーン、胸を締め付ける哀しみ、そして希望へ向かう壮大なクライマックスまで、10曲それぞれが異なる物語を描きます。

繊細なピアノやストリングス、重厚なオーケストラ、疾走感のあるドラム、ドラマティックな女性ボーカルとコーラスが重なり、まるで一本のアニメーション作品を音楽だけで旅するようなアルバムに仕上げました。

静寂から戦いへ。絶望から希望へ。

それぞれの楽曲に込められた物語を感じながら、最後まで楽しんでいただければ幸いです。

アーティスト情報

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