黎明の誓いのジャケット写真

歌詞

星喰む聖女

夏目そら

夜空を裂いて

降り注ぐ雨

遠くで鳴った

戦場(せんじょう)の鐘

震(ふる)える弓を

握りしめ

私は空を

見上げていた

焼けた草原(そうげん)を

風が渡り

砂埃(すなぼこり)が

頬を叩く

遠く霞(かす)んだ

城壁(じょうへき)に

小さな人影が

ひとつ

誰かの名前を

呼ぶ声が

砲声(ほうせい)の中

消えてゆく

矢筒(やづつ)に残った

最後の一本

握る指先が

震えてる

夜空に浮かぶ

数え切れない星

ひとつ消すたび

力を得る

でも

そのたびに

空が少し

寂しくなる

星喰(ほしく)む聖女よ

弓を引け

遠い彼方まで

届くように

この一矢(いちや)に

願いを込めて

誰かの明日を

守るため

星喰む聖女よ

駆け抜けろ

燃える大地を

越えてゆけ

涙も恐怖も

抱えたまま

この手で未来を

射抜いてみせる

敵陣(てきじん)の奥

赤い旗

崩れた塔から

煙が立つ

隣で戦う

仲間たち

ひとり またひとり

倒れてゆく

「もう戻れない」

誰かが言った

私は静かに

首を振る

弓を構えて

目を閉じれば

遠い故郷(こきょう)の

鐘が聞こえた

残された星は

あと三つ

その一つを

今 放つ

轟音(ごうおん)とともに

夜空が裂け

敵の壁が

崩れてゆく

星喰む聖女よ

矢を放て

迷いをすべて

切り裂いて

傷ついた仲間を

連れて帰る

そのためなら

何度でも

星喰む聖女よ

立ち上がれ

倒れた旗を

拾い上げ

震える声で

叫ぶのは

「私は、まだ戦うの!」

……静かだ。

戦場から

音が消えた。

夜空には

たった一つ。

最後の星。

彼女は弓を下ろす。

そして

小さく笑った。

「これで最後。」

「だから――」

「あなたのために使う。」

星喰む聖女よ

弓を引け

最後の星を

その手に込め

失ったすべてを

背負いながら

まっすぐ空を

射抜いてゆけ

星喰む聖女よ

今 放て

千年(せんねん)の夜を

越えるように

その一矢が

空を駆けて

新しい朝を

呼び起こす

最後の星が

静かに消える。

彼女は空を見上げる。

もう星はない。

けれど

遠くの空に

小さな朝焼けが

生まれていた。

  • 作詞者

    夏目そら

  • 作曲者

    夏目そら

  • ミキシングエンジニア

    夏目そら

  • ギター

    ポン汰

  • ドラム

    ポン汰

  • キーボード

    ポン汰

  • ボーカル

    ポン汰

  • ピアノ

    ポン汰

  • その他の楽器

    ポン汰

黎明の誓いのジャケット写真

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**『黎明の誓い』**は、壮大なオーケストラと力強い女性ボーカルを軸に描かれる、幻想的でドラマティックなファンタジー作品です。

天界から地上へ降り立つ女神、失われた記憶を追う少女、戦場へ向かう女性戦士、そして時を越える古い時計――。

美しく静かな旋律から、緊迫感あふれる戦闘シーン、胸を締め付ける哀しみ、そして希望へ向かう壮大なクライマックスまで、10曲それぞれが異なる物語を描きます。

繊細なピアノやストリングス、重厚なオーケストラ、疾走感のあるドラム、ドラマティックな女性ボーカルとコーラスが重なり、まるで一本のアニメーション作品を音楽だけで旅するようなアルバムに仕上げました。

静寂から戦いへ。絶望から希望へ。

それぞれの楽曲に込められた物語を感じながら、最後まで楽しんでいただければ幸いです。

アーティスト情報

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