黎明の誓いのジャケット写真

歌詞

雪原のエレジー

夏目そら

白い雪が

街を埋める

消えた足跡

風にさらわれ

遠い鐘の音だけが

静かな夜を揺らしていた

凍った窓辺に

残された

誰かが描いた

小さな絵

古い家の

暖炉(だんろ)の跡

冷たい灰を

指でなぞる

知らないはずの

この場所が

なぜか胸を

締めつける

黒い馬車の

扉を閉め

私はひとり

雪道を行く

白い息が

夜に消える

遠ざかる街

振り返らず

ただ一つの

約束だけ

胸の奥で

抱きしめた

雪原(せつげん)のエレジー

舞い上がれ

凍った記憶を

解かすように

失くした名前を

思い出せなくても

この足は

止められない

雪原のエレジー

響き渡れ

遠いあの日へ

届くように

誰かが残した

小さな約束を

この手で

確かめに行く

城壁(じょうへき)の上に

立つ兵士

もう誰ひとり

動かない

錆(さ)びた門を

押し開ければ

白い庭に

花が一輪

その花を見た

瞬間だけ

胸の奥から

声がした

「帰ってきたね」

誰かの声が

耳元で

静かに

響いた

遠い記憶が

崩れてゆく

母の笑顔

父の背中

燃える城と

逃げる人々

そして私を

抱いた誰か

雪原のエレジー

もう一度

閉ざされた過去を

見つめて

たとえ真実が

悲しいものでも

目を逸(そ)らさない

雪原のエレジー

風になれ

凍える大地を

駆け抜けて

あの日の約束が

嘘だったとしても

私はここに

帰ってきた

音が消える。

雪だけが降っている。

少女は古い城門の前で

立ち止まる。

胸元から

小さな紙片を取り出す。

そこには

幼い文字で

こう書かれていた。

「大人になったら

もう一度ここで会おう」

少女は目を閉じる。

そして、

静かに微笑んだ。

雪原のエレジー

今 歌え

凍った季節を

越えてゆけ

失われた日々も

戻らない人も

すべて胸に

刻んで

雪原のエレジー

高く舞え

終わらない夜を

突き抜けて

あの日の約束を

果たすため

私は明日へ

歩いてゆく

雪が止んだ。

雲の切れ間から

月が顔を出す。

少女は城の扉を開く。

その先から

懐かしい声が聞こえた。

  • 作詞者

    夏目そら

  • 作曲者

    夏目そら

  • ミキシングエンジニア

    夏目そら

  • ギター

    ポン汰

  • ドラム

    ポン汰

  • キーボード

    ポン汰

  • ボーカル

    ポン汰

  • ピアノ

    ポン汰

  • その他の楽器

    ポン汰

黎明の誓いのジャケット写真

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**『黎明の誓い』**は、壮大なオーケストラと力強い女性ボーカルを軸に描かれる、幻想的でドラマティックなファンタジー作品です。

天界から地上へ降り立つ女神、失われた記憶を追う少女、戦場へ向かう女性戦士、そして時を越える古い時計――。

美しく静かな旋律から、緊迫感あふれる戦闘シーン、胸を締め付ける哀しみ、そして希望へ向かう壮大なクライマックスまで、10曲それぞれが異なる物語を描きます。

繊細なピアノやストリングス、重厚なオーケストラ、疾走感のあるドラム、ドラマティックな女性ボーカルとコーラスが重なり、まるで一本のアニメーション作品を音楽だけで旅するようなアルバムに仕上げました。

静寂から戦いへ。絶望から希望へ。

それぞれの楽曲に込められた物語を感じながら、最後まで楽しんでいただければ幸いです。

アーティスト情報

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