弾けたサイダー 炭酸が抜けてくように
爽やかな空虚が満ちれば
特別なことなど何もない日々が
どんなに特別だったかを
こんなにも思い知るのメモリー
ただ通り過ぎてったエンドロール
僕だけ置き去りのシネマ
君の何もかもが色褪せもせず
きっと御伽噺のような
運命なんてないけど
重ねた日をそう呼べてたんだね
今も目に映るようだ
空の藍色と真っ白な笑顔
弾けたサイダー 炭酸が抜けてくように
爽やかな空虚が満ちれば
特別なことなど何もない日々が
どんなに特別だったかを
こんなにも思い知るよ
眩しい夏にひとつ雨
花火 人混み言い訳に
いつも窓辺で見ていた
遠く小さな光が僕らには相応しかった
君がいなくなる前に
ひとりで歌える歌
思い出しておければよかったのかな
繋いでいた手を離して震う声「さよなら」
水平線に淡いオレンジ
この気持ちに色があるならきっと
こんな色なのかな、なんて
思い出せる君のすべて
愛だった
解けてった魔法に続きはないって
分かっていたってきっと忘れない
弾けたサイダー 炭酸が抜けたあとに
強すぎる甘さだけ残って
慣れきった刺激で曖昧に麻痺した
この心の正体を
こんなにも思い知るよ
ありふれた物語の中のひとつだとしても
僕には唯一だから
擦り切れた絵本のように読み返すだろう
君がいた夏の話
- 作詞
ぎんた
- 作曲
ぺんたっぴー
- プロデューサー
ぺんたっぴー
- ボーカル
重音テト
ぺんたっぴー の“哀恋サイダー (feat. 重音テト)”を
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