歌詞

「ねえ　目は醒めた？」

「私は詞香」

「黒焦げの天国は

酷く君に似てる」

「求めたとて助けはこない」

「さあ悶え苦しんで

歪む顔を見せてね」

ねっ好き好き好きだから

見て見て見て欲しい

そこにはいないから

想うことは無駄

無駄無駄無駄

「そうでしょうね」

「はあ」

「いつまでも寝てるつもりか」

「きみは逃げた」

「その現実からさ」

「言い訳するな」

「おい、あなたのせいでしょう？」

「さあ目を開けろ

あなたの罪だ」

腐敗した思考には

人の香り残る

痛むのなら

心の傷に

今塩を塗りたくり

厄除けにしましょう

「楽をするな

あなたは朽ちた」

堕落した体には

不幸せ漂う

「ねえ　ふざけるな

私に寄るな！」

古い藤の咲く野で

あなたと別れましょう

いやいやいや苦しいの

くれくれくれ光る明日を

「幸せ持つ覚悟もないのなら

--」

「おい心の奥底は

今何を乞うているのさ？」

ああ　目が覚めた

あなたは詞香

文の香りが

憂いの中

私の罪を

今飲み込んで

立ちあがるの

私の意志だ

愛おしい

いつか

星降る夜の下で

甘い刻を味わうのでしょう

「ねえ　目は醒めた？」

「私は詞香」

息を吸い込み

そう、私に"彼女"はいらない

ああ夢を見るあなたの体

美しい

今は

月見えるこの場所で

"君"と誓う

白昼夢見ましょう