ふたつめの心臓のジャケット写真

歌詞

ふたつめの心臓

深水さや

ここにはもうなにもないよ

声も過去も量子も実存も

生まれ直す度に思うの

私、愛される理由がないわ

踏切の向こう側

友達が呼んでいる

もうそろそろ行かなくちゃ

この夏が終わる前に

性善説の町、彷徨う

「悪の芽は早めに摘まなくちゃ」

おままごとみたいな教育

「夕方はピアノを弾かなくちゃ」

踏切の向こう側

母親の背が見える

幼少期の私が言う

「待って置いていかないで」

振動が振動が振動が

迫る夕刻あと数刻

信仰が信仰が信仰が

揺らぐ夕刻あと数刻

赤く染まるこの世界が

私の体内に逆流する

この呼吸はこの鼓動は

この血潮は私のもの?

監視者みたいな夕景

切り売りされてく感情

思い出に変わる青春

馬鹿げてるわ

跋扈する神の説教

形骸化してる道徳

跳ねるステップで蹂躙

心地良いわ

この皮膚がこの肉がこの爪が

この髪がこの脈がこの肺が

叫んでるの

あの日々があの瞬間があの部屋が

あの嘘があの無知があの愛が

恐ろしいと

報いのベルが鳴り響く

ドクンドクンズキュンズキュン

お迎えの時間だね

真相が真相が真相が

解る夕刻あと数刻

心臓が心臓が心臓が

騒ぐ夕刻あと数刻

赤く染まるこの世界で

私は胎内に逆行する

この呼吸はこの鼓動は

この血潮は私のもの?

  • 作詞

    Unreal Staff

  • 作曲

    Unreal Staff

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    深水さや

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