歌詞

「やってみたいから」って

慣れた手つきで

僕の髪を編んだ

満足そうだった

けど鏡で見たら

なんかちょっと変だった

風鈴きらりと鳴って

前髪ふわっと動いた

喫茶店のベルが聞こえる

真剣な顔で驚いた

風鈴きらりと鳴って

長くした前髪が揺れて

子供っぽかった

「もう少しよく見ていたいだけ」 と

じっと覗き込んで黙ってた

一体何を考えてんだろう

「ビー球みたい」丸い目を見て思う

『死んでしまいたいよ』

こぼしそうになる

見透かされてるようだ

きみは何も言わなかった

あーあ…

左腕にヘアゴムをくれた

「お守り」とか言って

案の定鬱血して

ギターも弾きづらいや

でも外さずにいた

レモンのシャーベットを

大事に掬うように

引っ掻いた左手の理由

せっかく話してくれたのに

レモンのシャーベットも

すっかり溶け切ってしまって

なんでこうなんだろ、いつも…

うまく言葉が出ないくて

意味深に微笑んでるだけ

大事なセリフ飲み込んでさ

笑かすことで誤魔化してしてるんです

好きって言わないで

そんな弱さを

半分にした水色の

アイスあげるので精一杯

あーあ…

ひまわりさらりと鳴って

噂話してるみたいだ

じゃあねってきみが笑って

何か言わなきゃって思った

各停のベルが鳴る

待ってと袖をひっぱる

きみが口を開いた

「死んでしまいたいって思った日

もう朝が来ないよう準備して

でも、気づいたら目覚ましかけてて

『わたしちょっと偉いなあ』って思って笑ったの

ね、大丈夫だよ

難しいこと馬鹿だからわからないけど

きみが笑うと嬉しいの

あー…

いつもありがとう

また遊ぼうね

わたし口下手でごめんね」

なんで泣いてるんだろう

わああん