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歌詞

クロスワードを解きながら

The Otals

方眼ノートにペンギンを描いて

僕に似てると笑っていた

ドーナツショップはいたく繁盛していて

少し席を寄せたりして

僕らクロスワードを解くように

カレンダーを潰してった

どうだっていいような

話をしていたかった

そして最後のカギを埋める

その頃にさしかかり

ちょっと目を伏せて

わからないや、きみはそういった

積乱雲のクジラが泳いでいた

南極なぞ知らん顔で

ビーチハウスの喧騒も離れれば

世界の果てにいるようです

僕は陽射しに少しだけ酔う

眩しくって目を細める

滲む輪郭が

悪巧みしてるように

ふいに額をよせながら

見える?って尋ねる

触れそうなくらいだ

でもまだ遠いよ、もっと近づいて

僕らクロスワードを解くように

カレンダーを潰していった

どうだってよかったんだ

理由なんてなんだって

いつもそれが解けたころに

なぜ気づくんだろう

ちゃちな花火みたいな

それがずっと、魔法だったこと

  • 作詞者

    The Otals

  • 作曲者

    The Otals

  • プロデューサー

    The Otals

  • ギター

    The Otals

  • ベースギター

    The Otals

  • ドラム

    The Otals

  • ボーカル

    The Otals

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『恋と喪失、死と不思議』全17曲入りの大ボリュームで贈るThe Otalsの2nd.フルアルバム。壁のような歪みとベルのように響くクリーンなギターサウンドを使い分け、オルタナティブを主軸としつつ、エレクトロやダンスサウンドまで取り込んだバラエティに富んだ楽曲群を、ファックス・マリーナのふたりによる特徴的な男女ボーカルのハーモニーと、ジャンルのセオリーに縛られないリズミックでポップなメロディーラインの力で一貫したバンドのカラーにまとめ上げた大作。
『すべて不完全な夏の王国』と題された本作は、少年文学から影響を受けたという楽曲が多く収録されており、『永遠と一瞬』を対比させた日々の何気ないやり取りを克明に切り取った現代劇から、吸血鬼や魔法使い、幽霊など、ファンタジックなモチーフまでさまざまに入り乱れる短編集のような味わいを堪能できる。ポップで明るいメロディーで構成され、歌詞もどこか砕けた口語混じりだが、その裏に死や喪失の影がひっそりと散りばめられており、それぞれの楽曲に複雑な陰影をつけている。『自分達の強みを全て活かした総力戦』と銘打たれ2年以上前からこの夏を描くためだけに水面下でひたすら準備をが続けられていたという、新たな金字塔を狙うThe Otalsの野心的な決定盤。

アーティスト情報

Blue Moon Garage

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