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歌詞

恋する七海さん

The Otals

待ち合わせの改札へ

記憶を失ってたどり着く

勇気とか未来とか

ありふれて重すぎる

無責任でありたいよ

口に出してしまいそうだ

格好わるいな

いくら整えても

出掛けられそうにない

もらったばかりのキャンディーを

いつもすぐに噛み砕く

言い訳を繰り返して嫌んなる

ずっとそんな具合だ

わかりきった告白を

先延ばしにした僕らは

花畑に迷い込んでしまった

犬のように見えるだろう

あたし意外と君のいう

退屈な大人になりそうだ

声に出さずに口元で言う

『ばーか』こっち向けよ

ちえ

呼び出しもしらばくれて

しかめ面もよく似合うね

当たり前に憧れていたんだ

触れたら壊れそうな

待ち合わせの改札へ

青色吐息でたどり着く

こんな人で溢れているのに

誰も友達じゃないんだね

わかりきった告白を

先延ばしにしたわたしは

花畑で一生を終えた

犬を呼ぶような気持ちです

  • 作詞者

    The Otals

  • 作曲者

    The Otals

  • プロデューサー

    The Otals

  • ギター

    The Otals

  • ベースギター

    The Otals

  • ドラム

    The Otals

  • シンセサイザー

    The Otals

  • ボーカル

    The Otals

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『恋と喪失、死と不思議』全17曲入りの大ボリュームで贈るThe Otalsの2nd.フルアルバム。壁のような歪みとベルのように響くクリーンなギターサウンドを使い分け、オルタナティブを主軸としつつ、エレクトロやダンスサウンドまで取り込んだバラエティに富んだ楽曲群を、ファックス・マリーナのふたりによる特徴的な男女ボーカルのハーモニーと、ジャンルのセオリーに縛られないリズミックでポップなメロディーラインの力で一貫したバンドのカラーにまとめ上げた大作。
『すべて不完全な夏の王国』と題された本作は、少年文学から影響を受けたという楽曲が多く収録されており、『永遠と一瞬』を対比させた日々の何気ないやり取りを克明に切り取った現代劇から、吸血鬼や魔法使い、幽霊など、ファンタジックなモチーフまでさまざまに入り乱れる短編集のような味わいを堪能できる。ポップで明るいメロディーで構成され、歌詞もどこか砕けた口語混じりだが、その裏に死や喪失の影がひっそりと散りばめられており、それぞれの楽曲に複雑な陰影をつけている。『自分達の強みを全て活かした総力戦』と銘打たれ2年以上前からこの夏を描くためだけに水面下でひたすら準備をが続けられていたという、新たな金字塔を狙うThe Otalsの野心的な決定盤。

アーティスト情報

Blue Moon Garage

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