All Imperfect Summerlandのジャケット写真

歌詞

千歳はあまりに遠すぎる

The Otals

『おかえり』と『ただいま』が

1日の言葉の全て

見知らぬピザの香りがして

あなたが部屋にいたのを想う

私はいつかどこか知らない町に

住んでいると思うけれど

アルバート・アイラー

夏の歌を聴かせて一曲

ラヴ・ミー・テンダー

あなたが戦争に行く夢を見た

「泣いてんだ 言わせんな」

もう少し可愛く言えたらいいのに

ひとりで待つうちに何枚のメモが

鶴になって飛び立ったろう

用件もない傘を開いて回し歩いた星空

ラヴ・ミー・テンダー

あなたが戦争に行く夢を見た

「なに見てんだ 泣いてんだ」

言いたいのは、こんなことじゃなかったのに

ラヴ・ミー・テンダー

夢見たのさ

「なに見てんだ 泣いてんだ」

どうしていつも素直に言えないんだろう

結局今日もなにも話せないまま

100年の約束はいらないから

そのかわりに

1日だけお休みを取ってさ

同じ時間に眠りたい

  • 作詞者

    The Otals

  • 作曲者

    The Otals

  • プロデューサー

    The Otals

  • ギター

    The Otals

  • ベースギター

    The Otals

  • ドラム

    The Otals

  • キーボード

    The Otals

  • ボーカル

    The Otals

All Imperfect Summerlandのジャケット写真

The Otals の“千歳はあまりに遠すぎる”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

『恋と喪失、死と不思議』全17曲入りの大ボリュームで贈るThe Otalsの2nd.フルアルバム。壁のような歪みとベルのように響くクリーンなギターサウンドを使い分け、オルタナティブを主軸としつつ、エレクトロやダンスサウンドまで取り込んだバラエティに富んだ楽曲群を、ファックス・マリーナのふたりによる特徴的な男女ボーカルのハーモニーと、ジャンルのセオリーに縛られないリズミックでポップなメロディーラインの力で一貫したバンドのカラーにまとめ上げた大作。
『すべて不完全な夏の王国』と題された本作は、少年文学から影響を受けたという楽曲が多く収録されており、『永遠と一瞬』を対比させた日々の何気ないやり取りを克明に切り取った現代劇から、吸血鬼や魔法使い、幽霊など、ファンタジックなモチーフまでさまざまに入り乱れる短編集のような味わいを堪能できる。ポップで明るいメロディーで構成され、歌詞もどこか砕けた口語混じりだが、その裏に死や喪失の影がひっそりと散りばめられており、それぞれの楽曲に複雑な陰影をつけている。『自分達の強みを全て活かした総力戦』と銘打たれ2年以上前からこの夏を描くためだけに水面下でひたすら準備をが続けられていたという、新たな金字塔を狙うThe Otalsの野心的な決定盤。

アーティスト情報

Blue Moon Garage

"