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歌詞

こっち向いてひまわり

The Otals

戸惑いながらも跳ね起きて

取り残された午後のこと

どうせ最後だと決めたなら

電話にも出ず出かけてみる

海岸線に幻見えて

こっちにおいでと誘うよう

膝下まで濡れちゃって

潮に足をとられて転ぶ

波が頬を撫でた

思い出は白昼夢

涙目でつい浅い呼吸

もう一度目開けたら

いなくなってしまうのに

いつも同じところで確かめる

もしも世界が終わるのなら

レモンの木にきっと手を伸ばす

本当の名前探しながら

ふたりで並んで話をしよう

なんて

遊泳禁止の旗が見えて

滲んだプリズムの膜のよう

鼻先で触れちゃって

赤くなって離れたはじめての日のことも

波が頬を撫でた

思い出は白昼夢

涙目でつい浅い呼吸

向日葵が似合うねと

言ってくれたけれど

ほんとはきみこそ似合うと思う

風が頬を撫でた

さよなら白昼夢

手を振りながら帰る途中

わたしきっと立派な

ひとなんかじゃないのに

好きになってくれて

ありがとう

海岸線に幻見えて

こっちにおいでと誘うよう

指先で触れちゃって

そんないつかのこと

  • 作詞者

    The Otals

  • 作曲者

    The Otals

  • プロデューサー

    The Otals

  • ギター

    The Otals

  • ベースギター

    The Otals

  • ドラム

    The Otals

  • シンセサイザー

    The Otals

  • ボーカル

    The Otals

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『恋と喪失、死と不思議』全17曲入りの大ボリュームで贈るThe Otalsの2nd.フルアルバム。壁のような歪みとベルのように響くクリーンなギターサウンドを使い分け、オルタナティブを主軸としつつ、エレクトロやダンスサウンドまで取り込んだバラエティに富んだ楽曲群を、ファックス・マリーナのふたりによる特徴的な男女ボーカルのハーモニーと、ジャンルのセオリーに縛られないリズミックでポップなメロディーラインの力で一貫したバンドのカラーにまとめ上げた大作。
『すべて不完全な夏の王国』と題された本作は、少年文学から影響を受けたという楽曲が多く収録されており、『永遠と一瞬』を対比させた日々の何気ないやり取りを克明に切り取った現代劇から、吸血鬼や魔法使い、幽霊など、ファンタジックなモチーフまでさまざまに入り乱れる短編集のような味わいを堪能できる。ポップで明るいメロディーで構成され、歌詞もどこか砕けた口語混じりだが、その裏に死や喪失の影がひっそりと散りばめられており、それぞれの楽曲に複雑な陰影をつけている。『自分達の強みを全て活かした総力戦』と銘打たれ2年以上前からこの夏を描くためだけに水面下でひたすら準備をが続けられていたという、新たな金字塔を狙うThe Otalsの野心的な決定盤。

アーティスト情報

Blue Moon Garage

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