Lyric

無数に星降る 時限られた夜

捧ぐ祈りは途切れる事もなく

希望にあふれる満ち足りた願いに

押し殺す痛み 誰もが隠して

静寂焦がして 燃ゆる熱の行方

見え透く誓い 疑いもせずに

凛と鳴る鼓動 呼び合うは互いか

尾を引きながら心へ忍び込む

声をひそめ 灯り消して

甘い夢は夜滴るの

隠し誘い 嘘を並べ

蜘蛛のヴェール 羽根を飾る

そっと閉じた世界に

浮かぶ雫 終わりを知るように煌き揺れる

夜に結んだ証 日が昇れば消えて

憎しみだけ生み出してしまうのいつも

重ねた影が刺し違えて染まり

流れ落ちる

星も口噤む 隠れた長い夜

今はもう祈りさえも手放して

毒を喰らう 罪の檻で

甘い夢は咲き乱れるの

迷い揺れて 声は消える

淡い過去も 風に散った

漆黒を抱く空 星はもう流れず

今は遠い幻

夜に怯えた花は 日に向かうことなく

悲しみだけ繰り返してゆくのいつも

観せる花弁 棘を剥いで染まり

流れ落ちてく

重ねた罪は幾度続く輪廻

憎しみ悲しみさえも罰にならない

呼び合う鼓動 信じ空を仰ぎ

果てぬ花弁 朽ちゆく夜を待ってる

閉じた世界もう夢は見ない闇の中

明ける空には一筋の強い光

鍵をかけた戻らない記憶の海へ

流れ落ちる