歌詞

ある日たった一つの奇跡が

0と1の言葉を借りて

ロックンロールだよって書いた

キミにまだ声を届けてない

散々待って夜もふける

ついに私のスマホが悲鳴

再生速度の落っこちた画面が笑う

ガラクタの魔法に耳を塞げ

強がりは宝箱に隠した

月の光が届くように鍵を開けて

錆びついた私の願い事も

溶け出して崩れたその痛みも

輝く言葉のまにまに

汗のかいた真夏の日曜日は

一人(独り)

深い(不快)

眠りついた

ロックンロールにも疲れた

期待ハズレの音を弾け

冒険の書からブラックアウト

時計が回る

溶けかけのデザートに目を惹かれ

行き着いたこの世界は白黒

お伽話の続くような夢の中で

追いかけた途端に先を越され

フリ出しのマスに足を取られた

少しずつ大人になりたい

眩しい季節が一秒に逆らって

駆けるエチュード

行こう(行こう)

歩く(ために)

飾り付けて

ガラクタの魔法に耳を塞げ

書き溜めたノートの切れ端から

「キミが嫌いだ！」って微笑んで

つまんないでしょ

寂しげな色葉に水をあげよ

思いつく言葉はキミのためか

他の誰かが捨てた運命を超えて

繋がれた機械が音を伝え

たゆたう電子(ひかり)の海に重ねた

いつまでも鳴り続けるように

走り出した真夏の日曜日は

一縷に咲く

ご機嫌な手を

離さないで

まだ二十四時

進めないんだ