歌詞

もうずっと 心のどこかで 塞いでた

あの花を 揺らした風は

遠くで霞む 街の果て 錆びついて

動かない 季節を運ぶ

いつしか 忘れられた 子守唄のように

記憶の掠れてく 密かな夜に

眠り続けている 繋がれたままで

音の消えた 街でいま

二度と戻らないその声を 聞く

通りすがりの人たちに何を求める？

雑踏に紛れたまま 薄れてく意識に

すがり付いたままで 言葉を探しても

この手に残るものは 朽ち果てた心さ

ずっと 照らされてた 無機質な光の

乾いた優しさは 手放せばいい

全てを受け止める 覚悟を捧げて

暗闇に溶けゆく その 決して届かない幻を

本当は 今でも 忘れてないから

意味の消えた 街でまだ

一人 くり返すしかないと 知る