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12年ぶりの新録で贈る、壮大な歴史ロマンと情熱のラテン・ラブソング。
侍・支倉常長に想いを馳せ、日本と支倉の訪問の地、世界を音楽でつなぐ渾身の一曲がここに誕生。

2020年に日本ジャズ大賞を受賞し、その実力と存在感で注目を集めたラテン歌手・岸のりこ。
彼女が若き日にキューバの地で「この遠い国に最初に降り立った日本人は一体誰なのだろうか」と夜空を見上げてその人に想いを馳せました。それが仙台藩の武将、伊達政宗の命を受け、慶長遣欧使節団を率いた支倉常長だったのです。
メキシコ、キューバを経由し、スペイン、ローマへ通商交渉のため7年もの旅を続け、信義を貫いた支倉常長が帰国した時は、幕府は鎖国の道に向かっていました。そのために時代に翻弄されながら、その数々の偉業さえも世に讃えられる事がなかったのです。

2013年に「HASEKURA〜400年の夢〜」と題して初演の後、2021年・2022年には沈黙の侍、支倉常長の胸の内を想像して"未来への夢"をテーマに構成した「HASEKURA組曲」として東京にて上演。

歴史とロマンを歌に込めて、支倉常長に捧げる恋歌――「HASEKURA~海と時を超えた絆~」がついに完成。
作曲は、日本を代表するピアニスト・あびる竜太氏。作詞はキューバをはじめラテン諸国に精通するラテン音楽文化研究の第一人
者、清野史郎氏が担当。演奏には、あびる竜太(pf)、澁谷和利(b)、伊波淑(perc)からなる実力派トリオ El Restoに加え、次世代ラテンシンガー・奈奈カンタリーナが参加。
円熟味を増した岸の歌声と、息の合ったアンサンブルが織りなすサウンドは、まさに12年ぶりの新録にふさわしい完成度です。
この新曲「HASEKURA~海と時を超えた絆~」は、日本をテーマとしたラテン音楽の新たな代表作として、これからも語り継がれていくことでしょう。

アーティスト情報

  • 岸のりこ

    女子美術大学短期大学卒業後に演劇活動を経てジャズ歌手としてデビュー。 1982年、サルサバンド「オルケスタ・246」やラテンバンド「ハバナクラブ」に参加し、ラテン音楽のパイオニアとして活躍。東京キューバンボーイズ初代リーダー見砂直照氏に認められて90年よりキューバに留学し、3年に渡り現地の著名アーティストとの共演やソロでの音楽活動。 その後ベネズエラのソニーミュージックと契約し、CD『NORIKO』をリリース、ラテンアメリカでのメジャーデビューを果たす。アメリカや中南米にてプロモーションとライブ活動後、2000年に帰国後は日本を拠点に再始動。 国内外の著名ミュージシャンと共演、録音に参加などのほか、世界的パーカッショニスト、ジョバンニ・イダルゴの来日公演のプロデュース等活動は多岐にわたる。2005年にキューバにて見砂和照と東京キューバンボーイズの復活コンサートに参加。以降キューバンボーイズコンサートに準レギュラー出演。ラテン・コーラスグループ「Las Perlas」のプロデュースも手がける。 2013年にはCD『恋の12の料理法』を発表、この作品でジャズの要素を取り入れたラテン音楽の世界を作り上げた事と長きに渡るラテン音楽活動の功績を讃えられ2020年日本ジャズ音楽協会より「ジャズ大賞」を受賞。 現在はラテンとジャズを融合させた独自の音楽スタイルで、プロジェクト"Noriko JAZZ con El Resto"で活動、国内外で高い評価を受けている。

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NS Records Japan