Lyric

抜け出したこの街

儚く消える思い遠い

いつも都合よく塗り替え

都会の空はいつもよりも晴れてて

澄んだ場所の記憶砂と共に流される

空を飛んだだけで十分

理想ってのは数分

今いるべきとこに気づく

あの時見た物が遠のく意識

薄明かりで全て思い出す

代わり映えのない朝が揃って

「またね」とか続いていたこと

歩幅が気になる街で

剥がれ落ちてく底を眺めていた

こんな時こそ

「行きたい場所に」と聴こえるようで

笑えないけど笑ってしまう

滲んだその瞳は空の高さを得る

錆びた弦で赤い指の先

未だに鳴らない意味

鉄棒の焦げた匂い

ケンカの帰り道

もう戻れないじゃれ合いばかり

苦くなり気づけることなら

独り歩きして硝子を踏む

答えが欲しかったの？

何も持てないのに

不確かだからページめくり

続けたあの頃の夜を巡る

希望を探してた地元

いつからか忘れてる愛を

駄目なこともたまにはためになる

俺はこの街で得た物がある

夢見る少年のまま

乗り越えればそいつの自信になる山

原因に効いた者を落とす

落ちたものを救うために作る

戻れない日が昔より意味を成して残る

俺は過去を誇る

あの日見たものが光照らされ色が付く

その光は照らせる

本質が音で埋まってく

気づけば歌は僕ら繋げる

今の行動が間違いではないと気づくまで俺は歩くだろう