Lyric

涙を流した夜が明ける午前4時

涙を忘れるような甘い夢を見ていた

甘い夢がここで醒めてしまうのなら

長い夜なんて明けなければいいのに

新しい朝が始まれば

昨日流した涙も夢みたいに終わりにできるのかな

...そんな簡単に忘れられやしないか

涙と夢の跡が瞼の裏に残っている

眩しい朝日を浴びてしまうと

夢の跡なんて簡単に上書きされてしまうでしょ

思い出したくない涙と　まだ夢に縋りたい願いで

明けようとする空に怯えてしまう

陽が昇るたび昨日のまでの悲しみだけ

全部忘れさせて欲しいよ

甘い夢だけだなんて　許されるはずもないか

明けはじめた深く青い空に

叶わない願いを浮かべる

澱んだまま青く残る未練も

明けた空の光で　白く塗り消してしまいたいのに

甘い夢の記憶は　苦く上書きされて

乾いた涙の跡だけが残ってしまう

夜明けなんてまだ来てほしくないよ

涙を流す夜を　忘れる夢をまだ見ていたかった

朝日を吸ったカーテンが部屋を照らす

心を照らす光を　私にも照らしてよ